マンガ版『僕の半生』|第9話|高校編 -3 実録!これが柔道部員の一日だ!②

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マンガ版『僕の半生』⑩|高校編-4
『高田、部活やめるってよ ①』つづく


目次

あとがき

前話からのつづきです。

今回は午後の部分を描いてみました。

① 午後練

夕方4時にやっと柔道の練習が始まります。朝練や昼休みなども先輩に拘束されつつも練習はさせてもらえず、なんと起床から10時間後にようやく柔道ができるのです。やるからには必死で練習しましたが、午後練習は長くてせいぜい3〜4時間(試合の前とかはもっと長い場合もアリ)で、あまりにも長い拘束時間に対してこの練習時間は短すぎて非常に不本意でした。

ちなみにコマ数の都合で描いていませんが、早朝に起床してこんな調子で一日をすごしているので、当然授業中は居眠りばかりしていました。

② 下校

これも僕が大嫌いな時間で、下校は先輩と一緒にしなくてはならず、駅までは先輩の荷物を持たされたり、コンビニでの買食いにつき合わされて、くだらない話を聞いて面白くないのに笑わなくてはいけません。この経験が僕の「体育会系嫌い」を加速させたのは間違いありません。スポーツは好きだけど、こういう変な風習は無くさないと効率が悪すぎると当時から思っていました。早く帰って少しでもたくさん寝るか、もっと道場に残って練習する方が強くなれるのに、どうして先輩たちはそうしないんだろう?と思ったものでした。

③ 夕飯

帰宅して風呂に入って夕飯を食べるのは夜10時前後でした。せっかく身体を鍛えているのに、残業サラリーマンみたいな生活。「身体を鍛えたいのに不健康な生活リズムになってしまうとしたら、何のための部活か分からない」と思いました。

④ 就寝

いちおう、まとも勉強もして大学受験をしたいと思っていたので、1年の最初から授業についていけなくなる事態は避けたく、そのために授業の予習復習も最低限やるのですが、そうするとどうしても就寝は早くても0時近く。完全に寝不足です。先輩たちはどうしてるんだろう?と思って観察してみると、2年生以上の先輩は全員学力の低いクラスに属していて(私立だったこともあって、そういう学力別のクラス分けがあった)、そもそも学力で進学する気はなく、卒業後は就職を考えている人ばかりでした。これに気づいて、僕は「この環境では文武両道は不可能だ(しかも武も中途半端)」と悟り、退部を決意します。

まとめ

以上、柔道部員の一日でした!

コマ数の都合でマンガには描きませんでしたが、先輩は朝練では後輩をしごいたり、昼休みには部室でこっそりタバコを吸ったりしてたいして練習もしないクセに、試合で負けるといっちょまえに悔し涙を流したりするんです。そんな姿を見て「威張ってる時間があれば練習すれば良いのに」と思い、ますます尊敬できなくなった僕は、入部から2ヶ月もしないうちに退部を決意します。

次回は退部する決意をした時の話を描きたいと思います。

第10話『高田、部活やめるってよ ①』つづく


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