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フリーランス イラストレーター高田ゲンキの情報発信ブログ、『Genki Wi-Fi(ゲンキ・ワイファイ)』。

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僕の半生 ⑥ | インド放浪編 | 2001年9月〜10月(24歳)

      2015/10/02

 - 人生論, 「僕の半生」    -

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バンド活動が休止となり、いよいよただのフリーターとなった僕は、 生きる目的を無くしてしまい、しばらく抜け殻のようになってしまいました。実際、丸2年間以上ほぼ毎日寝ても覚めてもバンド活動のことを考えてメジャーデビューだけを目標に生きてきたので無理もないのですが、このままではマズいと思い、一念発起してインドに一人旅に行くことを決意しました。

浪人時代編で書いた通り、僕は大学4年間インドの勉強をしたのですが、実は、僕はこの時までインドどころか海外に出たことが一度もありませんでした(本当はとても行きたかったけど音楽活動にお金がかかりすぎて海外旅行に行く資金が無かった)。しかし、「大学でインドの勉強を4年もしておきながらインドに行ったことが無い」というのは、いくらなんでもダサいだろう…と常日頃から思っていたこともあり、チャンスさえあればなるべく早い時期にインドに行きリアルなインドを経験して、自分の頭の中でイメージされているインドが正しいイメージや知識なのかどうかを確認したいと思っていたので(結果的にこのイメージはほぼ正しかった)、バンドが休止してやるべきことを失った今こそがチャンスだと思い、インド旅行を企てたのです。この時、毎日のようにアルバイトをしていたとは言え、音楽活動のための楽器や機材に投資をしていたので、全財産は15万円(笑)しかありませんでした。しかし、あれこれ調べると、節約して貧乏旅行をすれば、それでも航空賃を合わせて2ヶ月の旅ができそうだと分かりました(今思えば、いろいろと無謀すぎる節約もしましたが…)。

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そういうわけで、バイト先には長い旅に出ると言って長期の休みをもらい(しかし、帰国しても結局アルバイトに戻ることはなかった)、2001年8月頃から準備を始め、9月初旬から1ヶ月半にわたりバックパッカーとしてインドを一周してきました。このインドの旅の詳細に関しても、また機会を設けて書きたいと思っています。道中、予想もしなかった怖い経験も少しはしましたが(何事も無かったのが奇跡…)、それ以上に密度の濃い素晴らしい時間を経験することができ、結果として僕の人生のひとつのターニングポイントと言える旅になりました。余談ですが、その旅の間には911のテロも起こり、果たして僕は無事に日本に帰れるのだろうか?などと不安になったものでした。

インドで自分の内面に起こった最も大きな変化は、意外にも労働意欲が初めて湧いたことでした。僕は大学でも就職活動をしなかったほど、いわゆる一般的な労働に対して嫌悪感がありました。これは決して怠慢からくるものではなく、例えば理由をひとつ挙げると、環境問題への意識が少年期から強かった僕は、資本主義下におけるほとんどの経済活動が環境を汚してお金を増やす無駄な行為にしか見えず、そういった労働には一生の時間を費やす価値が無いと思っていた(これは、ある意味今でもそう思っています)ので企業に就職する気になれなかったのです。こういった点に関して、一貫して僕は気難しくて不器用で、大学受験の時も同様でしたが、自分の中の疑問や矛盾が全て解決しないと動機が見いだせない性格をしており、そのせいで常に遠回りをする人生になってしまいました(結果的にはそれで良かったと思っていますが)。音楽の道を志したのは、もちろん華やかで楽しい仕事をして金持ちになりたい、というような自己実現欲も大いにありましたが、それだけでなく、実は環境負荷の少ない仕事をしたいという動機もあってのことでした(ある意味、「空気の振動」だけで商品を作れるわけですから)。しかし、インドでたくさんのインド人の生活に触れ、貧しい国と言われいてるのに、不思議と彼らが多くの日本人より幸せそうに働いて日々を送っているように見えたのが印象的で、そんな様子を見ているうちに、あれこれ考えずに「僕も自分の国で地味でも良いから地に足をつけて働いてみたい」と心底思えたのでした。

そんなわけで、1ヶ月半のインドの旅を終えて、僕はすぐに就職活動を始めました。

就職活動・バンド復活編につづく

Dscf0059-500x375 ↑バラナシにて。旅先で知り合った友人撮影。

india_1↑バラナシにて。船でガンジス川の対岸にわたったところ(2001年9月16日)。

Dscf0061-500x375 ↑バラナシのホテルにて。仲良くなったホテル従業員のインド人と。

Dscf0068-500x375 ↑カルカッタにて。ハウラー橋で、頭の上に荷物を載せたインド人の真似をしてるつもり。

india_2 ↑ムンバイ(ボンベイ)にて。

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