もう何十年も前から地球全体の課題とされているにも関わらず、なかなか解決の糸口が見つからないどころか、年々深刻になっている環境問題。最近は、SNSを見ていても、特に若い世代を中心に環境問題への意識が高まっているのも感じます。僕自身も、10代の頃から環境問題に関心を持ち続けている環境保護論者で（こちらの記事でも触れています）、なるべく環境を汚染したり壊さない生き方を追い求めてきました。
フリーランスという働き方は、まさにそんな僕が考える「環境負荷の少ない生き方（働き方）」です。そして僕は、「全人類の人口に対するフリーランスの割合を増やすことが、環境保全のために人類ができる最も手軽で最も効果的な手段ではないか」と考えています。
なぜ、フリーランスがエコなのか？ 今回は、その理由について書いてみます。
理由①. 移動する義務がない
基本的に自分の意志で在宅ワークができるフリーランスには、移動の義務がありません。義務的な移動の代表的なものといえば会社への通勤ですが、当然これはフリーランスにはありません（一部の常駐契約のフリーランスは例外）。
また、他にも出張や打ち合わせや取材／インタビューも、全てネットを利用したオンラインミーティングやメールでのやり取りに置き換えることで物理的な移動をせずにすみます。打ち上げ／パーティー／飲み会などの飲みの席も強制的に参加しなければならない状況は（少なくとも会社員と比べると飛躍的に少ないので）、自分の意思で不参加にすることもできます。
ゲンキもし今満員電車で通勤している人たちの半分が在宅フリーランスになったら、東京の人口そのものが変わらなくても、満員電車は無くなり、ランチ時の混雑もない（昼休みという時間的制約がないので、時間をずらせる）、快適な都市になるんじゃないかな。そして、それはその分余計なエネルギーを使わずに済むという事でもある。これは人間にも生態系にも優しい。
理由②. 自分の環境を有効に使える
また、フリーランスは「自分の環境を有効に使える」という利点があります。これはどういうことかというと、ほとんどの人は生活のために自分の
- 家（持ち家／賃貸）
- 空調等
- パソコン
- 携帯電話
- 車
…などを所有していますが、多くの場合、会社員になると仕事用にそれぞれもうひとつずつ会社から支給されます（①は仕事スペースとしてのオフィス。④は職種による）。これは、消費が進み経済が回るという点ではメリットかもしれませんが、地球環境的な視点で見れば無駄が多いというデメリットでしかありません。
その点フリーランスは、自分の生活のために使っている環境を、そのまま自分のビジネスに流用できます。自宅の一室で仕事ができ、自分のお気に入りのパソコンで作業をし、自分のスマホでクライアントに連絡を取り、自家用車で打ち合わせに行くことができるのです。これは非常にエコです。また、自分の住環境により愛情を注いで居心地の良い場所にするためのモチベーションにもなる、という副次的なメリットもあります。
ゲンキ基本的に僕は、「フリーランスは同じ収入の会社員より高い家賃の部屋に住んでも良い」と考えてる。なぜなら、在宅のフリーランスは会社員と違い、平日の日中も自宅で仕事をするため純粋にそこで過ごす時間が長いし、住環境の良さが生産性につながるから。
理由③. 季節に合わせて自分が移動できる
もしあなたが独身か、既婚でもまだ子どもがなく夫婦でフリーランスをしているなら、「季節に合わせて移動する生活」が可能になります。たとえば、
- 夏は北海道で過ごし
- 冬は暖かい沖縄で過ごし
- 春と秋は東京で過ごす
…という感じの生活だって、理論上は可能です。この生活は自分自身が快適というだけでなく、エアコンが必要ないので、地球環境にも優しいのです。そして、季節ごとに見る景色が変わる生活は刺激的で、創作意欲も増すことでしょう。
ゲンキこれは、僕は今ベルリンで生活をしている理由のひとつ。夏でもクーラーなしで快適に過ごせる気候はそれだけでエコだし、ドイツは国全体が環境やエネルギーへの問題意識が高いので、常にいろいろと教えられています。
まとめ
以上、フリーランスがエコである理由について書いてみました。
このようにフリーランスは働き方や稼ぎ方だけの問題でなく、生き方や考え方の選択そのものでもあります。「自分は環境に負荷の少ない生き方をしたいのに、利益を追求する企業の中での働き方はそれと矛盾している」と感じる人こそ、フリーランスにもなれるように長期的な計画を立てて、自分の思想と矛盾しない生き方をしましょう🤓
- フリーランスってなに？その働き方とは？
- フリーランスになる準備
- フリーランスになったらすること
- 実際の仕事の進め方
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