実力が正当に評価されてない人は、フリーランスになってリベンジしよう!【敗者復活戦|学歴|受験|実力主義】

こんにちは。高田ゲンキ( genki119)です。
フリーランス入門書『フリーランスの教科書 1年生』の著者です。

 実力が正当に評価されてない人は、フリーランスになってリベンジしよう!【敗者復活戦|学歴|受験|実力主義】 フリーランス
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突然ですが、皆さんは「自分の実力は、社会で正当に評価されている」と思っていますか? 僕が思うに「Yes」と答えられる人は少ないのではないかと思います。多くの人が、「自分は本当はもっと高く評価されても良いはずだ」「チャンスさえあれば、自分だってもっと活躍できる」「条件さえ揃えば、自分だって人並み以上の仕事ができるはず」「自分の人生はこんなはずではない」…といったもどかしさを心のどこかに抱えながら生きているのではないでしょうか。

フリーランスになるという選択肢は、そんな人が人生の敗者復活戦のチャンスを得る方法のひとつとしても実はかなり有効です。今回は、その理由について書いてみます。


目次

多くの人が「評価されていない」と感じる理由とは?

まず、多くの人が「自分は社会で正当に評価されていない」と感じてしまう理由について考えてみたいと思います。これは単純な問題ではなく、様々な要素が複雑に絡み合っていますが、その要素の中でも大きなもののひとつに学歴社会があると僕は考えています。

実力主義の世の中になってきたとは言え、まだまだ日本は学歴社会。特に日本独自の新卒一括採用システムでは、ほとんどの企業が出身校の偏差値で採用を決めるので、必然的に「いい仕事(高給な仕事)や好きな仕事を選べるようになるには、受験に成功する必要がある」という構図が完成します。これを100%否定するつもりはありません。確かに効率的に優れた人材を抽出するのには一定の合理性があるシステムです。

しかし、それと同時に、やはりこのシステムの不完全さや無神経さゆえの取りこぼしが生じます。「正当に評価されていない」と感じている人たちの多くは、その取りこぼしの憂き目に合った犠牲者と言っても良いのかもしれません。

つまり、何か優れた物を持っている人がいたとして、その人の優れた点が、たまたま受験科目(英語や歴史の暗記や数学などなど)とバランス良く合致すれば良いですが、なかなかそうも行かない人も多いはずです。その合致していない人は、ポテンシャルとしては「優れた何か」を持っていながら、社会からは「出来が良くない人」という烙印を押されてしまい、相応の待遇しか得られなくなってしまうのです。

そんな人こそ、フリーランスになろう!

冒頭にも書きましたが、フリーランスの道は、そんな社会の敗者側にいると感じている人が敗者復活戦を出来るチャンスと言えます

僕の場合…

僕も20代前半に夢を追って紆余曲折を経験した後に挫折して、20代中盤に小さな広告会社の薄給デザイナーに流れ着いた時は、「こんなはずじゃない」という不本意さに苛まれていました。そして、新卒枠で大手大企業に入った同世代の友人が高給を取ったり、音楽仲間の一部が業界の有名な人と仕事をしているのを横目で見ては、「いつかは俺も…」と悔しさを噛み締めたものでした。しかし、その時点では確かに僕は(少なくとも自分にとっては)負け犬だったのです。

フリーランスになって、全てが変わった

しかし、そのジレンマはフリーランスになることで全て瓦解しました。もちろん、独立してしばらくは大変だったし、フリーランスとしての活動の中でも正当に評価されずに悔しい思いをすることは多々ありました(というか、今でもあります)。しかし、そのベースとなる活動そのものを自分自身が作り、良い評価もネガティブな意見も全て自分が矢面に立って受け止めながら進むこの働き方ができている時点で、感じる悔しさの種類が変わって来ました。

そして、そのような環境の中で5年10年…と活動を続けるうちに、社会における自分の信用や評価が徐々に高くなり、気がつけば、もし僕が大学時代に就活して会社員になっていたら到底一緒に仕事をできなかったでろう、すごい企業やすごい人とたくさん仕事をすることができたのでした。

もちろん、それでも満足ということはなく、ある程度の山を制覇しても、目の前には次々ともっと高い山が現れるものです。しかし、それ以来、少なくとも僕の原動力が「悔しさ」ではなくなったことだけは確かです。この心の平安は、フリーランスにならなかったら得られなかったであろうと確信しています。

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そもそも、会社員が社会における会社の評価(プラス、社内における自分の評価)を上げるために働くのに対して、フリーランスは社会における自分自身の評価を上げるために働く、という違いがあり、これのおかげでフリーランスは社会における自己実現欲求や自己承認欲求が満たされやすいというメリットがあるんだ。

日本の学歴社会の裏をかけ

よく、「日本は学歴社会だからダメだ」という意見も聞きますが、考え方によっては実はそうでもありません。アメリカや欧州の方が更に学歴社会で、社会に出て一定以上ステイタスの高い仕事には、大学や大学院でその分野を専攻した人しか就けないことが多く、それは特定の専門職に限らず、アートなどの分野でも同様です(海外は実力主義…と言われたりもしますが、その「実力」には学歴も含まれているということです)。

その点、日本は大学の専攻と全く異なる分野の会社や部署に就職することの方が一般的なほどなので、スキルや適性さえあれば誰でもフリーランスとして身を立てる機会が均等に与えられている、ある意味で「フリーランス特区」のような国ということさえできます

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僕が文系四大の文学部出身でありながらフリーランスのイラストレーターをできているのも、このおかげだよ

この、システムの不完全さを逆手に取って、自分のポテンシャルと社会のトレンドの波の最大公約数を見つけて、その一点にためらわずに飛び込むのがフリーランスとして敗者復活戦を勝ち抜くコツです

まとめ

もしあなたが、「自分は受験や就活などがうまく行かなかったけど、本当はもっと活躍できる可能性があるんだ!」という思いを抱えているなら、フリーランスという選択肢でその可能性の花を咲かせることができるかもしれません。

もちろん、適性や専門分野によってはその選択肢が容易でないケースもあるでしょう。しかし、いずれにしてもその選択肢を知り、何かしらの形でフリーランスになれる状況を整えておけば、それはきっと強い武器になるはずです。

僕がこのフリーランスという働き方のおかげで、社会からの(まあそれなりに)正当な評価を受けることができたように、今評価されずに辛い思いをしている人がひとりでも社会に健全なリベンジができることを切に願います。なぜなら、それが社会への最大の貢献だからです。

がんばりましょう!🤓


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