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『仕事本 〜わたしたちの緊急事態日記〜』に寄稿しました【コロナ禍|日記|左右社】

『『仕事本 ~わたしたちの緊急 事態日記~』に寄稿しました』【コロナ禍|日記|左右社】

こんにちは。高田ゲンキ( genki119)です。

このたび左右社から出版された『仕事本 〜わたしたちの緊急 事態日記〜』という本に寄稿させていただきました。

『仕事本 〜わたしたちの緊急 事態日記〜』とは

 『仕事本 〜わたしたちの緊急事態日記〜』に寄稿しました【コロナ禍|日記|左右社】 お仕事の報告

日本から送っていただいた献本をベルリンで撮影

 『仕事本 〜わたしたちの緊急事態日記〜』に寄稿しました【コロナ禍|日記|左右社】 お仕事の報告
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『仕事本 〜わたしたちの緊急 事態日記〜』とはどのような本かというと…

新型コロナウイルス感染拡大ーーー前代未聞の事態を迎えたわたしたちの文学
累計5万部突破の人気アンソロジー、緊急出版! ! !

“普通の毎日”が一変した2020年4月、ほかの人はどう過ごしていたんだろう。
パン屋、ミニスーパー店員、専業主婦、タクシー運転手、介護士、留学生、馬の調教師、葬儀社スタッフ……コロナ禍で働く77人の日記アンソロジー! ! !

ミニスーパー店員……「お一人様一点限り」のトイレットペーパーをめぐって
四月七日(火) ピークは過ぎたと思うが、未だタイミングが悪いと入手するのに苦労する品ではある。うちの店も「お一人様一点限り」の制限付きだ。すると一人のお婆さんが、「友達が困っているから友達の分も買って行ってあげたい」とレジに来た。流石にルールを守らないわけには行かず、「申し訳ございません」と丁重にお断りした。お婆さんは12ロール入りのトイレットペーパーを1つだけ買って、店を出た。何だか申し訳なく思っていたのだが、すぐにお婆さんを追いかけた。

馬の調教師……無観客競馬でデビュー戦を迎える馬に寄り添う
四月十七日(金) 川崎競馬開催最終日 この日、自分の厩舎から競走馬としてデビュー戦を迎える仔がおり、オーナーさんも来場はされましたが、今開催は来場出来ても、普段は入れる僕らのゾーンやパドックなどには一切出入り禁止になっています。レース前のジョッキーとオーナーさんとの作戦会議や、レースの回顧など出来ず、仕方ないことですが、そういった楽しみも新型コロナウィルスの影響で奪われています。

専業主婦……退屈そうな息子、不安な日々にピリピリしている夫を力強く支える
四月二二日(水) テレビで人と密にレストランで食事する姿を見て、楽しそうで懐かしくて悲しくなった。夫が帰宅してすぐ手洗いうがいをしないので、注意をしたら逆ギレされた。夫への怒りおさまらず、夕食の用意を放棄しようかと思ったけれど、冷蔵庫の野菜が腐るし予算もない。何よりも夫の個人的外食も避けてコロナ感染のリスクを減らしたい。

ライブハウス店員……「わたしなんかが」という思いに変化が
四月二四日(金) お行儀の良い人間ではないから、おとなしくおうち時間はできないし、そもそも仕事をしないと、いまできることを続けないと、自分の生活どころかうちの店舗、うちの店舗どころか会社、会社どころか文化、エンタメ業界が死ぬらしい。わたしがいないと文化が死ぬことだってもしかしたらありえる気がしてきた。

葬儀社スタッフ……「父がコロナウイルスで亡くなったかもしれないのですが」
四月八日(水) 霊安室の隣の控室で会ったAさんは、背の高いまじめそうな中年の紳士だった。私が名乗ると少し安心した表情を見せた。「こういうの初めてなので……」とすまなさそうに言う。 (ええ、私も伝染病のケースは初めてなんです)と心の中で思ったが、そんな不安は悟られてはいけない。仮にコロナウイルスでなくても、肉親を亡くした遺族は、不安な気持ちで一杯なのだ。まずは安心させることだ。

この“生活”は誰かの“仕事”が支えている!

Amazonより引用

…というように、様々な職業の人たちがコロナ禍の同じタイミングでどのようなことをしていたのかを日記形式で綴り、一冊にまとめた本なのです。

他にも、様々な職種の方の経験や考えが詰まっています。

I 売る
パン屋 田中絹子(仮名)
ミニスーパー店員 にゃんべ(仮名)
惣菜店店主 ともこ(仮名)
書店員 花田菜々子
製紙会社営業職 T・M(仮名)

II 運ぶ
ごみ清掃員 マシンガンズ滝沢
運送会社配達員 保元誠
タクシー運転手 與那城敬人

III 闘う
ミュージシャン 尾崎世界観
ライブハウス店員 田中萌
純喫茶店員 僕のマリ
映画館副支配人 坪井篤史
女子プロレスラー ハイパーミサヲ
留学生 伊子

IV 率いる
ホストクラブ経営者 手塚マキ
校長 中野浩

V 添う
葬儀社スタッフ 赤城啓昭
馬の調教師 山田質
水族館職員 浅川弘
教師 アポロ(仮名)
美容師 瀧澤友美子
ピアノ講師 大峰真衣
客室乗務員 小田沙織(仮名)
介護士 いしあいひでひこ

VI 描く
イラストレーター 新井リオ
ドイツ在住イラストレーター 高田ゲンキ
画家 長嶋祐成
漫画家 瀧波ユカリ
漫画家 ヤマシタトモコ
漫画家 大橋裕之

VII 書く
小説家 町田康
小説家 温又柔
校正者 牟田都子
作家・広告制作企画者 浅生鴨
俳句作家 佐藤文香
文筆家 ワクサカソウヘイ
ライター 清田隆之
評論家 川本三郎

VIII 聞く
夫婦問題カウンセラー 高草木陽光
精神科医 星野概念
文化人類学者 樫永真佐夫
ジャーナリスト 轡田隆史

IX 創る
映画監督 山下敦弘
舞台人 天真みちる
劇団 劇団KAKUTA
津吹由美子 多田香織 野澤爽子 森崎健康 吉田紗也美 若狭勝也 細村雄志 酒井晴江 置田浩紳 谷恭輔 異儀田夏葉 高橋乱 桑原裕子 成清正紀
メディアアーティスト 藤幡正樹
美術家 片山真理
振付家 北村明子
写真家 南阿沙美
落語家 立川談四楼

X 守る
内科医 榎本祐子(仮名)
歯科医 かねごん(仮名)
薬剤師 ベージュのアン(仮名)
保育士 Yukari(仮名)
専業主婦 浦井裕美(仮名)
ブック・コーディネーター 内沼晋太郎

XI 繋ぐ
旅行会社社員 青木麦生
イラン観光業 ファルド・ファルズィン
台湾の蕎麦屋経営者 大洞敦史
IT企業社員 かん
美術館館長 住友文彦

XII 導く
農業指導者 道法正徳
経営学者 中沢孝夫
占星術家 鏡リュウジ

僕がこの『仕事本』に寄稿した経緯

錚々たる方々が寄稿している本書ですが、どのような経緯で僕が寄稿させていただくに至ったかというと、本ブログでも紹介している新井リオ君経由でした。

リオ君の大人気書籍『英語日記BOY』の版元はこちらの左右社さんで、リオ君を通して同社の編集さんが僕のことを知っていてくださり、ベルリン生活へのコロナ禍の影響などを是非書いてほしいと依頼してくださいました。

僕のフリーランス生活には、意外とコロナ禍の影響が少なかった

ところが、依頼を受けてから改めて思い巡らしてみたところ、僕の生活は意外なほどコロナ禍の影響が少なかったのです。

なので「せっかくの執筆依頼だけど、もっとドラマチックなストーリーを求めているのでは?」と編集さんに率直に聞いたところ、「いえ、むしろ穏やかな日常でも構わないので、高田ゲンキさんのベルリンのリアルな日常を綴った文章を書いていただきたい」と言っていただき、ありがたくお引き受けすることにしたのでした。

そういうわけで僕のセクションはコロナ禍にもかかわらず安穏とした日常の手記となっています。もちろん、こんな平和なのは僕くらいで、その他の寄稿者の皆さんの文章は悩みや焦りや諦めや奮起等々、とにかくコロナ禍に翻弄されつつも頑張る姿が描かれていて、共感したり励まされたりするはずなので、是非お読みいただけると嬉しいです!

 『仕事本 〜わたしたちの緊急事態日記〜』に寄稿しました【コロナ禍|日記|左右社】 お仕事の報告 ゲンキ

補足すると、僕の日記は安穏としていますが、日頃からフリーランスとしてリスク分散をして特定の個人や企業やインフラに依存しない生き方や働き方をしていると、こういった状況下でもその影響を受けにくい事のひとつの結果をお伝えするという目的もあります。もっともそれも解釈のひとつにすぎず、どのように読んでいただくかは読者ひとりひとりの自由ではありますが。

まとめ

以上、2020年6月23日発売の『仕事本 〜わたしたちの緊急 事態日記〜』の紹介でした。

僕のコロナ禍下におけるベルリンでの生活を垣間見たい方は、是非チェックしていただけると嬉しいです🤓

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