パソコンを使う全ての人にとって重要なもののひとつにデータのバックアップがあります。
近年はクラウドが進化してオンラインでのバックアップも出現していますが、大きなデータを取り扱うクリエイターや写真や動画のデータが多い人には、まだまだHDD(ハードディスクドライブ)でのバックアップが不可欠です。
そして、外付けハードディスク(HDD)を購入した場合、使い始める前には必ず初期化(フォーマット)をする必要があります。
初期化(フォーマット)をしなくてもMacはHDDを認識してくれるのですが、そのまま使用してしまうと後でデータ破損や書き込みが出来ない等のトラブルの原因になるので、必ず初期化をしないといけません。
今回は、そのMacで外付けHDDの初期化をする方法について説明したいと思います。
今回購入したHDDはSeagate製の”Backup Plus Hub”
僕はバックアップや作業データ保存のために年に最低でも1〜2個のHDDを購入しています。今回はこのHDDを購入しました(僕が買ったのは10TBのモデル)。
自宅でメインマシンとして使用しているiMacに常時接続してバックアップ(Time Machine)用に使うために買いました。
購入したのはドイツのAmazonですが、日本のAmazonでは何故か10GBモデルの取り扱いは無く、8GBモデルが主流のようでした(まあ、8GBもあればたいていは十分ですが)。
他にも同等のスペックや価格帯のHDDがありますが、このモデルは前面に充電用のUSBハブがついていることが購入の決め手になりました。
Macで外付けHDDの初期化をする方法
では、Macで外付けHDDの初期化をする方法を説明していきます。
今回の作業はmacOS10.15 Catalinaで行っていますが、他のバージョンのmacOSでも大きな違いはありません。
まず、HDDをパソコンに接続します。
セルフパワータイプのHDDの場合はACアダプターから給電するのでUSBハブ経由でも問題ありませんが、バスパワータイプのHDDはUSBで給電するのでMacに直接挿してください。
HDDをMacに接続したら、ディスクユーティリティを開きます。
ディスクユーティリティの開き方は
⬆まず、Finderを選択し、
⬆[ユーティリティ]フォルダを開き、
⬆その中の[ディスクユーティリティ]をダブルクリックで開きます
⬆すると、こういう画面になるので…
⬆初期化したいメディア(HDD)選択します。
⬆なお、この部分に現在のフォーマット形式が表示されます。
これを見ると、このHDDは現在は「Windows NTファイルシステム」というWindows用のフォーマット形式になっていることが分かります。
このままMacで使用してしまうとトラブルの元になるので、これを初期化することでMac用のフォーマット形式にしていきます。
ク
⬆フォーマットしたいHDDのディスクを選択した状態で、上部のツールバーにある[消去]ボタンをクリックしましょう。
ここでうっかり間違えて他のHDDを選択していると、消してはいけないデータが全て消えてしまうことになります。細心の注意を払って作業を進めてください。
[消去]を押すと、設定ダイアログが出るので、名前とフォーマット形式を設定していきます。
⬆[名前]の項目には、初期化後のHDD名を入力します。ここはどんな名前をつけても良いのですが、自分が(あるいは複数人で使用する場合は使用するすべての人が)HDDを識別しやすい名前にしておくと良いでしょう。
例えば僕の場合は、メーカーや容量を名前に入れ(今回の「Seagate_10TB」のように)、同機種のHDDが複数ある場合は色などHDDの外見的特徴を入れることもあります。
⬆[フォーマット]の項目はMacOS拡張(ジャーナリング)を選択してください。
特にMacでTime Machine(自動バックアップ)用に使用する場合は、このフォーマット形式でないと対象HDDとして認識されないので注意が必要です。
⬆以上の設定を終えたら[消去]をクリックします。
ここで[消去]をクリックすると初期化が実行され、HDD上の全てのデータが消去されます。クリック前に今一度間違いが無いか確認するようにしましょう。
⬆[消去]をクリックすると、このような画面になり…
⬆処理が終わるとこの画面になるので、[完了]をクリックしてください。
HDDフォーマット(初期化)の作業は以上です。
⬆Finderで確認すると、このようにフォーマットされたHDDがマウントされ、新しい名前で表示されているはずです。
まとめ
以上、Macで外付けHDDの初期化をする方法を説明してみました。
こちらをご参考に、新しく購入した外付けハードディスクは必ずフォーマット(初期化)してから使うようにしてください🤓
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