日本一のiOS開発者、堤修一さんとベルリンで会えた話

こんにちは。高田ゲンキ( genki119)です。

僕自身、Webのcssとかphpをいじるのが好きな程度で、それ以上のプログラミングを自分で実際にすることは今のところ無いのですが(やりたいけど、その時間がない)、業界としては圧倒的にIT関係に関心があるので(特にシリコンバレーやベルリンのITスタートアップシーンが好き)、イラストレーションやアート界隈よりもIT業界やそこに携わっている開発者やアントレプレナーたちに対するリスペクトの方が高いのですが、ベルリンというロケーションのおかげもあって、“日本一のiOS開発者”である堤修一さん( shu223)にお会いすることができました!

事前に堤さんのベルリン入りを共通の友人(いつもお世話になっているR社のKさん)にお知らせいただいてやりとりをしていたので、まずベルリン入りされた初日の夜にお会いしてドイツ料理で歓迎会。

 日本一のiOS開発者、堤修一さんとベルリンで会えた話 IT ベルリン

左から佐藤たかし君、堤修一さん、高田ゲンキ

ちなみに、写真左の佐藤たかしくんは最近仲の良いベルリンの起業家で、有望すぎる若者です(彼についても近々取材して記事を書こうと思っています)。最近特に超ハイレベルな日本人の若者が続々とベルリンに集まってきていて刺激を受けまくってます!


目次

僕がなぜ堤さんを“日本一のiOS開発者”と呼ぶか

堤修一さんのプロフィール

堤修一
京都大学にて電気電子工学、京都大学大学院にて信号処理を学び、NTTデータにて音声処理、キヤノンにて画像処理を専門として研究開発に従事。カヤックにてiOSアプリ開発者として30本以上のアプリを開発しリリースする。その後シリコンバレーの500Startupsのインキュベーションプログラムに参画。現在はフリーランス。BLEを用いて外部ハードウェアと連携するiOSアプリを多く手がけている。カンヌ国際広告祭やAppStore Best of 2012等受賞多数。著書『iOSアプリ開発 達人のレシピ100』(秀和システム/2013年)

技術書『iOS×BLE Core Bluetooth プログラミング』の紹介|Qiita

GitHubのアワードでObjC部門「世界第7位」にランクイン

まずはなんと言ってもこれ!(2015年2月の堤さん自身の投稿)

IT業界になじみの無い方はピンと来ないかもしれませんが、GitHubというのは平たく言えばプログラマーのSNSみたいなもので、そこで知識を共有し合って役立つ情報を提供した人には高い評価がつくのですが、堤さんはその中のObjective-C部門(Swift以前のiOS開発言語)で世界で7番目(当然日本で一番)に高い評価を得た人ということになります。

海外からのiOS開発の依頼も

GitHubで注目を集めているだけあって、海外から仕事の相談もあるそうです。

その中で、実際に価格交渉等もうまく行って仕事が成立したケースの一部始終もご本人のブログでシェアしてくれてます。

日本国内に有能な開発者は多かれど、フリーランスで海外の会社から直接開発のオーダーを受けるプログラマーはそう多くないはずです。そして、その方法等を惜しげも無くシェアするのがまた素晴らしいと思います。

ブロガーとしてもすごい!

堤さんは開発者としてスゴいだけでなくブロガーとしても超スゴいです。というか、僕も日々ブログ発信しているので、その点のスゴさの方は一層実感を伴って理解できます。日々、ご自身の経験や知識を発信してシェアする姿勢は本当に感服します。⬆で紹介した記事のはてなブックマークの数を見てくださいよ!

 日本一のiOS開発者、堤修一さんとベルリンで会えた話 IT ベルリン

いくら技術ネタではてなブログで書いているからとは言え、こんなはてブの数初めて見ました。つまり、堤さんの発信がそれだけ注目を受け支持されているということです。いや〜…、クリエイターとしてだけでなく発信者としてもホントにいろいろ刺激を受けます!

ちなみに、技術系Tipsのシェアは、最近はブログではなくQiitaを中心に発信されているそうです。

堤さんの積極的すぎるベルリンでの活動に脱帽!

とにかくそんないきさつで堤さんと知り合って、ベルリンに滞在されている間に何度かお会いしていろいろ話す機会があったのですが、何より滞在中の堤さんの精力的なイベント参加等の活動は感動するレベルで積極的で、僕自身もけっこう“攻め”で生きてるつもりでしたが、「もっとやんねーと!」と刺激をいただきました。というわけで、僕が把握してる範囲で氏の活動をご紹介します。

Hacker Paradiceに参加

こちらは日本から申し込んで参加されたプロジェクトだそうで、たくさんの開発者たちがノマド的に移動しながらいろいろな場所でもくもくと作業したり交流するプログラムだそう。ベルリン内の老舗コワーキングスペース“Betahaus(ベータハウス)”を拠点にしていたそうですが、僕は堤さんから聞くまでこのプロジェクトの存在を知りませんでした。

堤さんは途中からの参加だったそうですが、積極的にメンバーたちと(英語で)交流したり、プレゼンテーションしたりして良い経験ができたそうです。

ハッカソンに参加(そして受賞!)

滞在の終盤にはハッカソンにも参加。

ハッカソンのテーマはBeaconを使ったアプリの開発。堤さんは最初チームで開発し始めますが「このチームでは自分が納得するものが作れない」と判断してハッカソン中にチームを離脱して単独で開発続行。そして、ひとりでアプリを完成させてプレゼンも英語でひとりでやり遂げ、なんとオーディエンス投票で1位を獲得して受賞されてしまいました! この展開は鳥肌レベルでカッコ良すぎました!!

“An incredible one-man team from Japan”と紹介されています。

賞品はドローン3台!

このハッカソンでの活躍は、間違いなく堤さんのベルリン滞在のクライマックスでしたね。

⬇ハッカソンの様子は会場の施設“Factory Berlin”のfacebookページに写真がアップされています。

travelhack by Telekom and Lufthansa at Factory — with Fabio Brait at Factory Berlin.

現地で営業活動も!

ハッカーパラダイスやハッカソンで忙しい合間を縫って、ベルリンで案件獲得するための営業活動もしていたそうです!

Goodpatchさんのベルリンオフィスでは今後の仕事の可能性についてミーティングさせてもらえたのですが、ほんのすこしでもベルリン案件の可能性の種ができたとすればこれぐらい。

ただ達成度30%としたのは、多少行動だけはしたかなと。

こっちで教えてもらった BERLIN Startup Jobs っていうサイトに載ってるiOSエンジニアの募集10件ぐらいに対して応募メールを送ってみたのですが、「欲しいのはフルタイムで、フリーランスは募集してないんだよね」「このポジションはもう決まっちゃったよ」という返事だけが返ってきました。

フリーランスiOSエンジニアの海外武者修行その1:ドイツ編

こちらは堤さん自身が設定した目標ほどの成果は得られなかったそうですが、限られた時間をフルに活かして現地でプロモーションをするだけでもスゴいです。僕も「旅して、ついでにイラストの営業したりしたいな…」とか考えつつ、いつも観光だけして(まあ欧州内だったらベルリンからでも営業しやすし…とか自分に言い訳して)帰ってきてしまうので、ちょっと見習おうと思いました。

まとめ

というわけで、堤さんの19日間のベルリン滞在をまとめました。

最終日は我が家にも来ていただけて、けっこうゆっくり話したり情報交換したりできたのですが、その辺はまた改めて書けたらと思います。

とにかく、日本人でもハイスキルで活躍しているフリーランサーはたくさんいますが、積極的に海外に出てイベント参加やマーケティングをする人はまだまだ少ない中、今回のような活動をフットワーク軽く展開されている堤さんは間違いなく日本のトップランナーであり、“日本一のiOS開発者”だと確信しました。

海外での仕事に関心のあるフリーランサーの方は、堤さんの発信する情報を参考にしてみると良いと思います!

 日本一のiOS開発者、堤修一さんとベルリンで会えた話 IT ベルリン

堤さん、ありがとうございました! またベルリンでお会いしましょう!!

⬇堤修一さん著のiOSアプリ開発書籍

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