こんにちは。高田ゲンキ( genki119)です。
前回の記事では、Venturaのスリープの設定について説明しました。
しかし、全OSのMonterey以降macOSのスリープ関連の不具合が多くなり、Venturaでもそういった話を多く聞きます。というわけで、今回はそういった問題を僕なりに解決した方法をご紹介します。
- macOS MontereyやVenturaで、Macがスリープ中に勝手に復帰してしまう
- macOS MontereyやVenturaで、Macが自動スリープになってくれない
あくまで僕のケースの解決例なので全てのケースに当てはまるとは限りませんが、参考になりそうでしたら自己責任のもと是非トライしてみてください!
① スリープが勝手に復帰してしまう問題
スリープ復帰トラブルの原因
スリープ中のMacが勝手に復帰してしまう(スリープ解除して画面が点いてしまう)症状は、特にMonterey以降に頻発しています。これは、Montereyのひとつ前のOSのmacOS Big Surまではシステム環境設定のBluetooth設定に存在していた「Bluetoothデバイスでコンピュータのスリープ解除を可能にする」オプションが廃止された事が大きな原因です。
これ、ちょっと分かりにくいのですが、分かりやすくまとめると、
…ということになります。
特に僕が愛用しているLogicool製のマウスは、性能や機能は素晴らしい一方でこの点では非常に相性が悪く、触ってもないのに何かしらの信号をMacに送ってしまうらしく、スリープ中のMacが突然復帰して画面が煌々とついてしまう症状に悩まされました。
【解決法】 FluToothをインストールする
僕が見つけた解決法はFluToothという無料ソフトのインストールです。
このソフト、英語版だけということもあり、日本語での情報が全くありません。英語で検索して見つけて、試しにインストールして使ってみたところ、僕の環境では完全に解決しました!
ちなみに公式ページの説明を見ると、
FluTooth is a simple Mac utility that turns off Bluetooth when you close your MacBook, and turns it back on when you open it again.
https://goodsnooze.gumroad.com/l/flutooth
(意訳)FluToothはMacBookを閉じた時にはBluetoothをOFFにし、再び開いた時にはONにするためのシンプルなユーティリティ(補助)ソフトです。
とのこと。
MacBookだけでなく、僕の場合はiMacのスリープ問題もこれで解決しました。
では、手順を説明していきます。
インストールはダウンロードしたzipファイルを解凍して、FluTooth.appというアイコンをMacのアプリケーションフォルダにコピーするだけです。
FluToothをダブルクリックで起動します。最初だけダイアログが出ますが、[開く]を選択してください。
もしダブルクリックで開けない場合は、右クリックから[開く]を選択してみてください。
👇このようにメニューバーにFluToothのアイコンが現れたら完了です。
② 一定時間で自動スリープにならない問題
macOS VenturaでMacを一定時間でスリープさせる方法は⬇こちらの記事で書きましたが、この設定でも指定通りの時間になっても(というか、いつまで経っても)Macがスリープしてくれない場合があります。
この辺りの設定はBig Sur以前の方が優れていたし痒いところに手が届いていたと思うのですが、改悪されてしまったものはしかたないので何とかしよう…と試行錯誤し、僕なりに解決法を見つけました。
【解決法】 Sleep Expertをインストールする(有料)
色々試した結果、僕の環境にはSleep Expertというアプリが効果的でした!
ただ、このSleep Expertは無料でも使えますが、この一定時間で強制スリープさせる機能は有料版(2022年11月現在で320円)のみで使用できる機能ですので、その点をご理解の上で参考にしていただけると嬉しいです。
強制自動スリープの機能を使うには有料版(320円)にする必要があります。手順は…
⬆まずメニューバーに現れたSleep Expertのアイコンをクリックして、一番下の[Services]から[Preferences…]を開きます。
⬆ここに強制スリープの時間を設定する項目がありますが、無料版だとカギがかかっているので、このカギアイコンをクリックします。
⬆するとこのような画面が現れるので、右下の[Upgrade ¥320]をクリック。Apple ID経由で支払いをすると有料版になり、機能制限が解除されます。
⬆有料版になると、[Force Sleep(強制スリープ)]が使えるようになるので、チェックを入れて自動スリープさせたい時間を設定します(ここで例えば15分と設定しておくと、Macにまったく触らない状態が15分続くと勝手にMacがスリープするようになります)。
以上です! これでもたまにスリープが不安定になったり自動スリープなってくれない事がありますが、それは以前のOSでもありましたし、少なくとも僕のMac環境では劇的にスリープ関連のトラブルが改善したので、是非参考にしていただければと思います。
まとめ
以上、macOS Ventura(並びにMonterey)におけるスリープ関連の不具合の僕の対処法をご紹介しました。
この辺りは、使用しているソフトによっても対処法が異なるので必ずしもすべての人に合う方法ではないとおもいますが、ひとつの解決法として参考にしていただければ嬉しいです!
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