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こんにちは。高田ゲンキ( genki119)です。
僕のお気に入りのカメラマンで、ヒロタケンジさん( piroken1980)という人がいます。おそらく知っている人は少ないでしょう。僕もつい最近まで全然知らず、たまたまTwitterのタイムラインに流れてきた写真に魅了されて知りました。
金谷から230キロ走って、山梨県の都留に到着。
あたし好みの、#昭和レトロ な建物が沢山あって心掴まれている。
噂とおり、花粉症がすごい。 pic.twitter.com/H5tDskAxRO— ヒロタ ケンジ (@piroken1980) 2018年3月14日
その時のツイートはこれです。たまたま目にして「なんかいい写真だな…」と思ってそのまま閉じたのですが、なんか妙に気になって、翌日必死にもう一度このツイートを探して、そのままヒロタさんのタイムラインを見たところ、
- 写真が素晴らしい
- 世界放浪の旅経験者
- 日本一周の車中泊一人旅に旅立ったばかり
- 人柄が朴訥としていてなんか気になる
- 無類のカレー好き(←僕もカレー好き)
- お酒飲まない(←僕も飲まない)
- 世代もわりと近い(たぶん僕の4歳下?)
…という点が妙にツボで、そのままフォローしてしまいました。もちろん、日本各地の素晴らしい写真が見れることを期待しつつ…。
旅の目的はわからないまま、ヒロタさんのキャラに惹かれる
2018年3月のその日から、僕はヒロタさんのツイートをチェックしては旅路を追い、行く先々での写真や、ヒロタさんの感想を楽しみにするのが日課になりました。
ちなみに、旅立ちから一ヶ月経っても、何を撮ることを目的とした旅なのかは一切明かされぬまま。
出版社から依頼を頂き、沖縄から北海道まで、ある題材の撮影で合計約80箇所を巡る旅をしている。
指定された場所ではあるが、ルートやタイミングは自分で決める事ができ自由度が高い。
また予算内の経費で安く移動するノウハウがあり、何より旅が好きだという点において、こんなに適した仕事は無い。— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月17日
「ある題材」とはなんなのか?と、いろいろ憶測を立てたりもしましたが、結果としてヒロタさんが6月に旅を終えたあとに書いたブログで明かされた「あるもの」は僕の予想とは全く異なるモノだったのでした(記事の最後で明かします)。
Twitterで話しかけ、時々やりとりさせていただく
⬇このあたり(旅立ちから3週間ほど? 大阪通過中)で、僕が我慢できずヒロタさんに話しかけてレスをいただいたことがきっかけで、ときどきやり取りするようになります。
来週は前職でお世話になった女性の依頼で、結婚式の撮影をする。
基本的に結婚式の撮影はしません、とお断りしたのだけど、どうしてもとお願いを受けて引き受ける事にした。(押しに弱い)
大きな会場で人も沢山で、撮り直しがきかない結婚式。
日が近づくにつれナーバスになってきた。
お腹痛い。 pic.twitter.com/Q3SCuukTLA— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年3月29日
大阪! 遠くに蜃気楼のようにあべのハルカスが見えて良い写真ですね。お疲れのようですが、どうぞ身体に気をつけて旅を続けてください。ひきつづき写真楽しみにしてます。
— 高田ゲンキ (@Genki119) 2018年3月29日
対馬の古いバス停に旅情を感じてみたり…
ありがとうございます!
古いiPhoneで適当に撮ったものだったので、帰り際に一眼で撮り直しました( ^ω^ )
このタイムスリップ感が旅情を掻き立ててくれます。いいですねぇ。 pic.twitter.com/8R3GVsMMWE— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月19日
僕がかつて訪れた鹿児島県指宿市のオススメのお蕎麦屋さんを紹介して行ってもらったり…
行ってきました食べました、小牧そば。
燻製した鯖味噌ダシをかけて食べるのも面白かってですが、蕎麦自体がめちゃ旨でした。
さらっとお腹に入りました。
満足でした…。 pic.twitter.com/D9wtj2w8Y6— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月28日
こんなやりとりをさせていただきながら、3ヶ月間ヒロタさんの日本一周の旅を本当に毎日楽しく追わせていただいたのでした。
Twitterで日本各地の絶景も届けていただきました
山口県・秋吉台
【山口県・秋吉台】
鬱蒼とした木々に囲まれた山道から、ばっと空が開け草原が広がった。
どこまでも続くなだらかな丘は、どこまでも歩いていけそうだ。3億年前ここは海だった場所で、プレートによって大陸へ移動してきた。
外国に来たような大自然。
こういう景色を待っていた! pic.twitter.com/mGoPxIqAX2— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月14日
対馬・烏帽子岳
長崎県 #対馬 で #烏帽子岳 へ登った。
小さな島々が複雑に入り組んだ地形は #リアス式海岸 と呼ばれ、陸続きだった山や谷が河川により侵食されて形成された。全く予備知識のない状態で訪れた対馬。
現地の人に聞いて近場の観光地へ何気なく行くと、感動的な絶景に合った。
この偶然性がたまらない。 pic.twitter.com/oXSCaB1Hz8— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月19日
鹿児島
福岡→熊本を通り過ぎて、鹿児島にインッ!更に市内へ。
青空と山々と畑に囲まれて、カエルが鳴き、鳥のさえずりが聴こえる。
暑くもなく、さむくもない気温。
穏やかで良い夕暮れだ。#鹿児島でスタバくらいしか行く場所が思いつかない pic.twitter.com/PS9hZqnddC— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月27日
下関海峡(関門海峡)
本州と九州とを結ぶ、下関海峡(関門海峡)。
山口県下関から車で5分ほど走れば、向こう側の大陸、福岡・門司港へ辿り着く。ちなみに地下には関門トンネルが通っていて、無料で人も歩ける。
軽自動車では¥100で通行出来た。
破格の喜び。 pic.twitter.com/SLeAZJ1rmf— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月14日
佐賀県・有田
佐賀県・有田にて仕事が終わった。
有田焼で有名な場所であるが、観光的な事はあまり出来ず、次の土地へ。写真と領収書の整理が出来ず溜まっていく・・。 pic.twitter.com/nynPzI5c0q
— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月21日
佐賀の朝
いつかの佐賀の朝です pic.twitter.com/2zx6byO6Vz
— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月28日
坂の街、長崎
長崎は坂が多くて息が切れるが、歩くほどに景色が表情を変えて楽しめる。
ポルトガルの街並みを彷彿とさせる。#オランダ坂だけど pic.twitter.com/q8FSMQTJ8V— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年4月26日
山口県
山口県の日本海側。
撮影目的地の途中で寄る景色がとても良く、大興奮だっ。 pic.twitter.com/1XZMm3mgKh— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月4日
山口県周南市
山口県周南市を走っていると、右手にチラチラと煙突の煙が目に付いた。
いつも車を停めるのが面倒で、良い景色があってもやり過ごすのだが、今回は我慢できなかった。
三回も車を停めて高台を探し登り、写真を撮った。これが「工場萌え」だ。 pic.twitter.com/2SGyh4BVmw
— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月5日
京都
一年振りの京都。
2014年に中東イランで出会った旅人の家で一泊。
4年前、医学生だった彼は脳神経外科医になり、開頭手術や救急外来患者の対応を行っていると聞き、立派過ぎて驚嘆した。
旅人から医者になり不自由を感じないのかと聞くと、日々やりがいを感じているとの事。
元気でいてくれて嬉しい。 pic.twitter.com/9A22y6OKhc— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月9日
琵琶湖
琵琶湖
静かな湖畔で、穏やかな朝を迎えました pic.twitter.com/Mv7o2efuzY— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月11日
琵琶湖
静かな湖畔で、穏やかな夕日と共に一日を終えました pic.twitter.com/k7ndhlcUGo— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月11日
福井県・九頭龍湖
福井県
九頭龍湖の美しい水鏡。 pic.twitter.com/ahnJaNoCKj— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月15日
出羽三山神社(山形県鶴岡市)
歩いていると、ふと視界に入る景色に「うおおお」と足を止めてシャッターを切る。
今日は何度も、そんな心が動く景色に出会えた。#羽黒山#出羽三山神社 pic.twitter.com/CVbXwzcqap— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月20日
丸池様(山形県遊佐町)
フォロワーさんからのお勧めで、山形県遊佐町にある #丸池様 を訪れた。
北海道の #青い池 を彷彿とさせる、透明度とエメラルドグリーンは、写真に撮ると途端に色褪せてしまう。
きっと天気や時間帯にもよるのだろう。本物はもっと、こう・・すごい綺麗だ。 pic.twitter.com/fg98wpKYQl
— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月21日
恐山(青森県)
青森県にある #恐山 を訪れた。
山と湖に囲まれた静かで風光明媚な場所。
にも関わらず心は常にざわついて、緊張感がつきまとった。歩いていて現実感を感じなかった。
あの世があったらこんな場所なのかもしれない、と思わせる不思議な異空間であった。 pic.twitter.com/CIS36kZr8L— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月24日
北海道函館市
みなさん。
函館へ行ったなら、#函館山 は必ず登りましょう。#北海道 #道南 pic.twitter.com/SffKfvckRG— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月26日
恵山(北海道函館市)
#函館市 #恵山 (えさん)
一日暇過ぎたので、軽登山へ。
THE #北海道 を思わせる草原や岩場、噴煙と短い時間でかなり楽しめる。
函館の中心地から車で1時間。 火口駐車場からは、片道約1時間半あれば山頂の絶景を楽しめる。
手軽に北海道気分を味わうのにオススメである。 pic.twitter.com/j9Fzx01Mm6— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年6月2日
北海道のどこか
遠くそびえ立つ武骨な駒ヶ岳。
時を止めた木造の理容室。
森にポツンと佇む無人駅。観光地でない場所に、深い味がにじみ出る。#北海道 #森町砂原 #渡島砂原駅#昭和 #古い街並み pic.twitter.com/SgIKzlhyZ4
— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年6月3日
羊蹄山(北海道)
#北海道 #ニセコ から見る #羊蹄山。
去年SNSで知り、その美しさから一度肉眼で見たい!と思い、念願叶った。
富士山に形が似ている事から、#蝦夷富士 とも呼ばれている。
羊蹄山の後ろから前から、朝焼けから夕暮れ、春夏秋冬、あらゆる羊蹄山の表情を撮ってみたい。 pic.twitter.com/F4l6q6DsHV— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年6月4日
そして、6月… 千葉に帰還!
そして旅のミッションを終えたヒロタさんは6月に根城である千葉の金谷(富津市)に帰還!
けんけん@piroken1980 が
3ヶ月ぶりに帰ってきたーーー!!! pic.twitter.com/3A0dOCZtRd— まるおかゆい @ 管理栄養士 (@yuimaruuuuu) 2018年6月8日
⬆こういうお茶目な感じもヒロタさんの魅力(笑)。それにしても、無事に千葉の金谷に戻られて遠くベルリンから(勝手に)見守り続けた僕も、なんだかすごくホッとしました。
旅の全行程はこんな感じだったとのこと。いやー、これを軽バンで走りきったのは本当にすごいですね(しかも車中泊!)。
軽バン車中泊旅終了
7346km、494リットルのガソリンを使い、87日間の旅が終了しました。
日本中の美味しいカレーや景色を見れて満足です。
千葉の馴染みの蕎麦屋でゆっくり出来る喜びをかみしめております。
道中で遊んでくれた友達、投稿を見てくれたフォロワーの皆さん、ありがとうございました! pic.twitter.com/GUP65FBUxZ— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年6月9日
で……、ヒロタさんの旅の目的だったあるモノとは何だったのか??
それはなんと…………
日本全国にある純喫茶のクリームソーダ
でした!!!!!!!!!!!!!!
(こちらの記事で明かされました。記事としても非常に面白いので、ぜひ読んでください!)
もう僕の予想と全く違って、「え…? クリームソーダ?」ってコレ読んで思いました。僕はなんか例えばお寺とかパワースポットとか珍百景的な場所かな…とか勝手に想像していたのです。でも、クリームソーダだからガッカリとかそういうのでは全くなくて、むしろヒロタさんのツイートを通して彼が昭和的なノスタルジーに対するそこはかとないこだわりを持っていることを知っていたので、ヒロタさんが撮るクリームソーダ(しかも古き良き純喫茶のテーブルに鎮座している…!)を是非見てみたいと思いました。
⬇こんなツイートとか見ると、ヒロタさんの視点から見た「現代の昭和」を追体験してみたくなる
京都にあるお客の居ない純喫茶でナポリタンを食べた。
もうすぐ70歳になるという女主人が言う。「昔はお手伝いさん雇うほどお客さん居てたけど、いまは全然。
この店ももう少しで閉めようかと思うの。」時代は常に変わり同じ事はずっと続かない。
ならばしっかりと今を味わい、記録していこう。 pic.twitter.com/9WI0V1NYeR— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年5月9日
その写真たちはいつ見れるのかというと…
今回、撮影した写真は、8月後半に発売される書籍に掲載されます。
撮影した写真が、本として残る事に大いなる喜びを感じます。
発売がとても楽しみです。
…とのこと!
これは、楽しみー。
【2018年7月31日追記】Amazonで予約開始されました!
ヒロタさんの今後の活動にも期待
以上、カメラマン、ヒロタケンジさんの紹介でした。
僕は、ヒロタさんの生き方やワークスタイルは不器用なようでいて実は今の時代におけるある意味での最先端だと思っています。少しまえに⬇こんな記事も読んで、これからの写真家(やカメラマン)の仕事のあるべき姿を考えたことがあったのですが、その答えのひとつがヒロタさんのスタイルだと思っています。
それを言葉で説明するなら、高い専門性(ヒロタさんの場合は写真)✕複数の自分の興味関心(ヒロタさんの場合は、「旅」とか「昭和感」とか「人との関わり」とか「パーマカルチャー」)ということで、ヒロタさんは実はこの掛け合わせが非常に良いバランスでできている人だと思うのです。
少し前のツイートで、ヒロタさんは
お金を稼ぐ事を優先しても良いのだけど、まず自分が楽しめる事を最優先して「アレ!?お金も付いてきちゃった!」
という生き方を試す実験です🤗— ヒロタ ケンジ@千葉房総・浜金谷 (@piroken1980) 2018年6月20日
…と言っているのですが、これで良いんだと思います。むしろこれが大正解。時代に先行するヒロタさんのスタイルに世の中が追いついた時、世間は彼を放っておかないし、お金ももちろんついてくるはずと確信しています。ヒロタさんの今後の活動、目が離せなすぎなので、この記事を読んでヒロタさんの写真や人となりに興味を持った方は、ぜひ注目・応援してください!
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こちらもお読みください
ヒロタさんが写真を担当した本はこちら(現在発売中!)
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