マンガ版『僕の半生』|第3話|中学編-2 人生最悪のいじめに打ち勝つの巻 ①

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マンガ版『僕の半生』|第4話|中学編-3 につづく


目次

あとがき

今回の内容は中学三年の時のいじめについてです。この学年の話はちょっと長くなるので何回かに分けて描きます。

このいじめについては、半生記本編ではここまで詳しく書きませんでした。というのも、文章でこういう内容を書くと、必要以上に深刻で陰惨な部分が強調されてしまい(実際、深刻で陰惨だったわけですが…)、そっちの印象が強すぎて本当に伝えたいことが伝わらない気がしたからです。その点、漫画だと僕が伝えたいイメージをそのまま伝えられるということに気づいて、本編では書かなかったいじめの詳細についても、ある程度描写していくことにしました。

いじめについて描いた理由 ①

実際のいじめ被害は、もちろん漫画に描ききれないほどひどいものでしたが(なにしろ1年続いたわけですから)、そのトラウマはすっかり乗り越えたので、大人になってからは割と軽いノリで「僕は昔いじめられっこで…」と話すようになりました。しかし、今の僕の印象があまりにも「いじめられっこ」からかけ離れているので、「まさか!」と信じてもらえなかったり、「いじめって言っても、ちょっとシカトされたりってレベルでしょ?」と言われることが多くなってしまい、それはそれで不本意なので(笑)、実際に僕が遭った過酷ないじめを漫画にすればわかってもらえるかも…、と思ったのが、ひとつめの理由です。

いじめについて描いた理由 ②

ふたつめの理由は、できれば現在いじめに遭っている若い人に、一人でも多く読んで欲しいと思ったからです。僕と同じような経験で今現在悩んでいる人が、漫画を読むことで共感してくれて、このあと続く僕の「いじめ克服法」が少しでも参考になればと思うんです。ここで先に言っておきたいことは、「いじめられること」は本人が思ってるよりかっこいいことで、「いじめること」は当事者が思っている以上にものすごくダサいことなんです。これは、今いじめたりいじめられたりしている10代の人にはピンと来ないかもしれません。しかし、僕を実際にいじめていた張本人の兵東(仮名)は、当然僕をいじめていた記憶はあると思いますが、それを思い出したくもないし、誰かがそのことを話題にすることを恐れるほど、彼の中で「ダサい過去」になっているはずです。しかし、もちろんこの漫画は彼への報復として描いているわけではありません。もし報復なら本名で描くし、顔も本人に似せて描きます(漫画の顔は本人とは似ていません)。

「カツアゲ」「虫食え」などは免れた

この中三のいじめが僕の人生で最悪のいじめ被害でしたが、それでも幸いにも「金もってこい」とか「虫食え」とか、そういうレベルの被害は無く、あくまで殴られたり蹴られたりする暴力までで済んだのは不幸中の幸いでした(まあ、暴力も十分不幸ですが…)。

ただ、それは兵東に良心があったからではなく、漫画でも書いた通り、彼が(勉学の面で)優等生で、度を超したいじめで問題を起こして進学に影響がでることを恐れた故の手加減だったはずで、もし彼が失うものが無いレベルで劣等生の不良(っていうか、本来「不良」ってそういうもんですよね・笑)だったら、僕は「金よこせ」とか「虫食え」と言われてたと思います(実際に僕が払ったり食ったりするかどうかは別として)。それほど、当時の彼のいじめは無慈悲なものでした。

勉強のできる不良

余談ですが、僕の中学には、兵東のような「勉強のできる不良」がけっこうたくさんいました。それが当時一般的 だったのか、今でもそういうタイプの中学生がいるのかよく分かりませんが、当時僕が確信したことは「人を苦しめて喜ぶような人間が、どれだけ勉強をがん ばって知識を蓄えても意味が無い」ということで(実際、おそらく彼らはろくな大人になっていないでしょう)、とにかく兵東のような「一見不良ぶってるの に、ちゃっかり勉強もがんばってるタイプ」(あるいは「本当はガリ勉なのに、外見だけ不良ぶってるタイプ」)が何よりダサく見えました。

今、いじめの被害に遭っている人に言いたいこと

一連のいじめ関連の漫画のあとにも書こうと思ったことですが、今の時点でひとつ言いたいことは、「もし今あなたがいじめに遭って悩んでるとしたら、『全力で逃げる』べき」、ということです。冷静に考えて、立ち向かってなんとかなりそうなら立ち向かっても良いんですけど、それはシカトとかそういうレベルの話で、暴行とか「金払え」とか「虫食え」というレベルのいじめ(というか恐喝・傷害)になると、たいていは立ち向かって何とかなるレベルではなく、かと言って(僕の経験からすると)そういう問題は親も先生も解決してくれません。僕がいじめ被害を通して学んだ最も大きなことも「けっきょく、自分の身は自分で守るしかない」ということで、そのためには登校拒否しても良いと思いますし、そもそも義務教育だからといって学校に行かなくても罰則はありません(僕はそれを知らずにまじめに通ってしまいましたが…)。もちろん学校はちゃんと卒業した方が良いに決まっていますが、ここで言ってるのは「いじめに耐えるうちに限界を超えて、鬱になってしまったり、場合によっては自殺してしまうくらいなら、学校に行かない方がマシ」という意味です(それに、そもそも学校なんて行かなくても人生に致命的な影響はありません)。

まとめ

というわけで、今回は僕の人生最悪のいじめがどのようにして始まったのかを描きました。次回は、僕なりにそのいじめを乗り越えた経験を描きたいと思います!(…が、本業のイラストの仕事が立て込んでいるので、次回更新はいつになるかちょっとわかりません!)

マンガ版『僕の半生』|第4話|中学編-3 につづく


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