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マンガ版『僕の半生』|第5話|中学編-4 人生最悪のいじめに打ち勝つの巻 ③

 マンガ版『僕の半生』|第5話|中学編-4  人生最悪のいじめに打ち勝つの巻 ③ マンガ マンガ版『僕の半生』

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マンガ版『僕の半生』|第6話| 中学編-5に続く

あとがき

今回も前話に続き、中学三年の時にいじめを受けた話です。中学のいじめについての話は、これで終わりです(中学編はもう一話だけ続きます)。

学校は無法地帯

いじめについて描いた3話にわたって暴力的な描写が多く、不良マンガみたいになってしまいましたが、今後の展開においてこれほど暴力シーンが出てくることはないはずです。なぜなら僕の人生で中学生活ほど暴力にあふれた環境は無かったからです。逆に言うと、学校という場所は場合によっては(たとえば僕みたいにいじめに遭うなどの条件下においては)、日常的に暴力が横行してしまう無法地帯に簡単になり得る環境であり、そういう側面を浮き彫りにするために、自分が受けた暴力被害をリアルに描きました。

いじめ被害に遭ったことの無い人はいじめの実態を理解できない

このマンガを読んでくれた方から「見ているだけで痛々しい描写だった」という声もいただきました。実際に受けた暴力被害はもっとひどいものでしたが、マンガを通して少しでもその深刻さが伝わった気がして、描いてよかったと思いました。

中学生の時、いじめに遭って暴力に苦しんでいることを周囲の大人(親や先生)に話しても、なかなか真剣に取り合ってもらうことができませんでした。彼らは、半分はどのように対処して良いのか分からず、もう半分は「しょせんは子どものケンカ」と高をくくっていたように見えました。実際、いじめの暴力行為は大人の目の届かないところで行われるのである意味しかたないのですが、中学3年にもなると体格は立派な大人も同然で、攻撃の破壊力はとても「子どものケンカ」のレベルではありません。

僕のいじめ被害の経験談は20年以上前の話ですが、今もなお似たようないじめの話は後を絶ちませんし、近年インターネットの発展に伴って、いじめの質はより陰湿になっている傾向さえあります。大人たちは、いじめを軽視せず、不良を恐れず(もっとも、近年のいじめ加害者の多くは、いわゆる「不良」ではないと思いますが)、もっと毅然とした対応をするべきなのです。

子どもの頃の僕は「社会とは暴力にあふれてる場所」と思っていた

中学生は、基本的に学校の外や大人の社会のことを知りません。なので、中学生だった僕は、「いじめや暴力」が一般社会の常態なんだと思っていました。なぜなら、そういったものが学校の中に蔓延し、先生たちも見て見ぬ振りをし、場合によっては先生までもが体罰と称した暴力を振るうことさえあったからです(これは時代の問題もあって、現在は体罰はずいぶんなくなったようですが)。そういうわけで、僕は生き抜くために強くなる必要があると考えてトレーニングをしました。

しかし、自分が大人になって「暴力は犯罪である」と知って愕然としました。一歩学校の外に出ると、暴力は犯罪で加害者は法律で罰せられるのに、どうして学校の中ではあれほど日常的に暴力が許されていたのか? その理由は様々ですし、もちろん暴力の無い平和な学校もたくさんあると思いますが、一方でいったんいじめや暴力が発生してしまうと、それを自浄する機能を学校のシステムの中に期待するのはなかなか難しいのです。

やはり「いじめに遭ったら逃げる」が正しい

そういうわけで、僕はかねがね「いじめに遭ったら、我慢せず立ち向かわず、逃げるべき」と言っています。「学校に行かないことが格好わるい」とか「負け」と思うから、いじめに耐えてでも学校に行く子が多いわけですが、学校に行かないことは全然格好悪くないのです。では、学校に行かないでどうしたらいいのか?という話は、また改めて別の記事で書きたいと思います。

当時の僕には「逃げる」という選択肢が与えられていなかったので(そういうことを教えてくれる大人が周りにいなかった)、仕方なく身体を鍛えて対処し、結果的にそれはそれでメリットもあったのですが、やはり暴力に暴力で応じるのはお勧めしません。なぜなら、今回マンガに描いたように、ひとりのいじめ加害者に腕力で勝ったとしても、相手が複数になると勝ち目は無く、場合によっては深刻な身体ダメージを受けてしまうからです(僕は逃げ回っていたので、幸い集団暴行はされずに済みましたが)。

「いじめること」「エバること」はダサい!

もう一点、このいじめネタを通して描きたかったのは「『いじめ』や『エバること』はダサい」ということです。マンガの中で、いじめ加害者の兵東(仮名)や磯山(仮名)は、やたらと偉そうです。もちろんこれは実際にいた人物をモデルにして描いており、僕の記憶をかなり忠実に描写しているわけですが、思い出すにつれ「どうして彼らはあんなに偉そうだったんだろう?」と思ってしまうのです。多少腕力が強いとかその程度の差こそあれ、しょせん同じ学校に通う同じ中学生なのに、彼らは当然のように周囲を(特に僕を)見下し、君主のように振る舞っていました。あの根拠の無い自信は、中学生とは言え今思い起こすとなかなか滑稽で、深刻なシーンなのに自分で描いていて吹き出しそうになりました。

大人になった今、色々な経験を通して「本当に強い人は弱い者いじめをしない」ということや、「本当に尊敬できる人は、尊敬に足る根拠がある」ということを知り、改めてあの頃エバっていた同級生たちを思い返すと、猿山のボス猿のようにしか見えず(あるいはボス猿でさえ仲間を守る分マシなので、それ以下)、それが滑稽なのでしょう。

願わくば、いじめの加害者側にいる人にも、このマンガを読んでもらって「自分、ダサいな…」と気づいて、いじめをやめるきっかけになってほしいと思っています。

マンガ版『僕の半生』|第6話| 中学編-5に続く

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