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昨年ベルリンの中心地にオープンしたFactory Berlinが1周年を迎え、7月4日に1st Anniversaryパーティーが催されたので参加してきました!
Factory Berlinとは…
ベルリンのど真ん中、16,000平方メートルの一等地──そこに、デジタル分野で最も重要な役割を担う企業のいくつかを集結させる。そしてインキュベーターとして、いつの日か先達企業の成功に追いつく可能性を秘めたスタートアップ企業を支援する。 6月11日、Factory Berlinがオープンした。建物全体がテクノロジー・キャンパスとして利用され(2008年からシリコンヴァレーにすでに存在するSequoia Factoryと似ている)、主にグーグルの、起業家のためのプログラム「Google Entrepreneurs」を通して資金が提供されている。
…という施設なんです。
ここ数年、ベルリンは「ヨーロッパのシリコンバレー」として注目を集めていますが、このFactoryはまさにそのベルリン・スタートアップの象徴的存在とも言えます。
会場は大盛況!
当日は僕ら夫婦と数人の友人たちで繰り出しました。事前にチケット登録しておかなくては入場できないのですが、到着すると既に会場は大盛況。SoundCloudやTwitterなどのオフィスが入っていて何かと話題になるFactoryですが、普段は関係者以外はなかなか入れずExclusiveな場所なので、内部を一目見ようと集まっている人たちも少なくないはず(僕もそのひとり・笑)。
ハッカソン(Hackathon)
地下のイベントスペースに降りていくと、ハッカソンイベントのプレゼンテーションタイムでした。Goodpatchベルリンでインターンをしている高橋かずきさんも参加していたようで、ちょうど自分のチームが開発したアプリについてプレゼンをしているところでした。本場シリコンバレーでのインターンを経てベルリンに来ただけあって、流暢な英語で堂々とプレゼンする姿はとても日本の大学生には見えません。頼もしい若者です!
ハッカソン自体は一般客の入場タイムより前にやっていたようで、僕らは見学できませんでした。一緒に行ったハジメさんはプログラマーなので残念がっていました。ただ、ベルリンはITスタートアップが盛り上がっているだけあって、この手のハッカソンイベントも頻繁に開催されているので、近々ハジメさんと一緒に潜入してきたいと思います!(レポをお楽しみに)
Groundbreaking(着工式)
プレゼンタイムの後は屋外で着工式。中央がUdo Schloemer氏(FacotryのCEO)で、向かって左側がRamin G. Far氏(VersusのCEO)。
何の着工式かというと…、⬇こんなスッッッゲ〜〜建物をFactoryの目の前にもうひとつ建てちゃうらしいです! いや〜…なんかスゴすぎますね…。今から完成が楽しみです!
We're expanding with a new building on our main campus, hope to see you at the groundbreaking! #FactoryAnniversary pic.twitter.com/CDwbdWGR2Q
— Factory Network (@FactoryBerlin) July 3, 2015
風船とドローン
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着工式は華やかにたくさんの風船を飛ばして締めくくり。その様子をドローンで空撮した映像が⬆これです。周辺の景色も上空から楽しめます。そして僕はそのドローンを地上から撮っていました⬇。このドローンの操作と撮影、ただ者ではないですね。ドローンは日本では社会問題として扱われることが多いですが、世界規模で見ると最大の成長産業なので注目していきたいです。ちなみに僕もドローンを所有しているので、ちかぢか飛ばして映像をブログなどでシェアしてみたいと思います。
Coworking Opening
さて、この日は完成したばかりのコワーキングスペースのオープニングもあり、来場者も自由に見学ができました。このコワーキングスペースがとにかくスゴくて、ベルリンの他のコワーキングスペースの利用料の相場より全然高いんですけど、高いだけのことはあると感じました。とにかく、ここにコワーキングスペースができると面白い人たちが集うことになるので、僕もコミットしたいと思います(実は僕の家はFactoryから近いのです)。
ちなみに⬇こちらの動画(英語)ではFactory Coworkingのバーチャル見学ができます。
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デザイナー、Kelly Robinson
この洗練されたFactory Coworkingの空間デザインを担当したのは、デザイナーのKelly Robinson。ベルリンを拠点にしているアメリカ人女性で、デザイナーの傍らヨガインストラクターもしているマルチな才能の持ち主です。ベルリンに来る前はサンフランシスコでAirbnbやカウチサーフィンのオフィスデザインもしたそう。Factory Coworkingもアメリカ西海岸の空気を感じました理由が分かりました。⬇こちらの記事で彼女のライフスタイルをかいま見ることができます(英語)。
Prizes(ハッカソン表彰式)
ひととおりコワーキングスペースを見学したあとは、ハッカソンの表彰式。30時間にわたるハッカソンを戦い抜いた勇者たちが次々と壇上に上がります。
そして、表彰式の最後に呼ばれたチームは…、なんと日本人のチームでした!! 彼らの情報は全く知らなかったので寝耳に水で驚きましたが、こういう場所で日本人が活躍するのを見れるとは思わなかったので、感動しました。
日本人4名のチーム「Studio Ooili」も観客投票で1位をゲット。アイドリングストップの際にスロットマシンで遊べるアプリで、ゲームを楽しみつつ、環境にも優しくできるような仕 組みを考えたのだそうです。スロットマシンで当たったら、スポンサー企業から特典が得られるというアイデア付き。賞品としてコワーキングスペースの3ヶ月利用権利を獲得!
(引用元:Serial Foreigner|ベルリンのスタートアップ施設「Factory」が1周年ーーコワーキングスペースもオープン)
いやぁ〜、すばらしい!!
表彰式のあと声をかけて、STUDIO OOILIのかわいださんと記念撮影。住んでる場所も我が家と近いそうなので、近いうちにまたお会いして、いろいろお話を聞いてみたいと思います! とにかくおめでとうございました!
当日の様子の動画
Factory Berlinと僕
僕は2012年に日本でベルリン移住の準備をしているころに、このFactoryが建設中だという情報を知りました。日本ではあり得ない規模のスタートアップ・レジデンスの壮大なプランに感動したものです。
そして、移住したての2013年2月には、建設中のFacotryを雪の中見学にも行きました。まだベルリンでの生活を始めたばかりで不安が大きかった時期でしたが、完成しつつあるFactoryの姿にこの街の成長を感じ、ここで頑張りたい!と決意を新たにしたのもなつかしい想い出です。
そして昨年6月にはFactory Berlinのオープニングに行けました。予定よりずいぶん完成が遅れたようですが、ずっと楽しみだったFactoryに足を踏み入れられて興奮しました!
こちらもお読みください⬇
当日一緒に行ったベルリン在住のライター佐藤ゆきさんも、このFactory Berlin1周年パーティーのレポをブログに書いています。よかったら合わせてお読みください!
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