[quads id=5]
少し前の話ですが、2015年6月25日にベルリンで開催された、Cut&Paste(カットアンドペースト)主催のイラストレーターイベント「SHUFFLE(シャッフル)」に行ってきたので、今回はその様子についてレポートします。
Cut&Paste(カットアンドペースト)とは
Cut&Pasteとは、ニューヨーク・ブルックリンに本拠地を置く会社で、世界各地で、メーカーやブランドとタイアップしてクリエイターイベントを主催しています。
そもそも僕は2年ほど前からCut&Pasteを知っていたので、ベルリンで開催されるだけでも興奮気味でした。知ったきっかけはたしか、漠然と「クリエイターのハッカソンみたいなものは無いのだろうか?」と思いついてリサーチしたところ、まさにそういう感じのイベントをしているのが、このCut&Pasteだったのでした(⬇こんな感じ)。
⬇2012年には東京でも開催されました。
今回のイベント「Shuffle(シャッフル)」も、そのイベントのひとつで、妻のBehance宛にCut&Pasteの運営から直接招待が来たので、妻とふたりで繰り出してみました。
会場はZED Berlin
会場はベルリンのKreuzberg(クロイツベルク)地区にあるZED(たぶん「ツェット」と読む)。中に入ったのは初めてでしたが、すごいゴージャスな建物で、証明や会場設営も凝っていて、更にはフードもドリンクも無料! とても入場無料のイベントとは思えません!(事前にチケット登録だけ必要)
今回のイベントはメインのスポンサーがhpだったようで、hp製のガジェット・デバイス等がさわり放題! GEEKクリエイターの僕らは大興奮でした。
入り口付近のブースの様子。メインのイベント「Shuffle」が始まるまでは、みんな食べたり飲んだりしながらブースのコンピューターをさわったりして楽しんでいました。
Shuffle開始
しばらくすると、司会者のトークが始まり(ちなみに会場でのオフィシャルなトークはすべてドイツ語ではなく英語)、Shuffleの説明をしました。ちなみに司会者はCut&Pasteのファウンダー/ディレクター、John Fiorelli氏。
Shuffleとは
十数台用意されたコンピューター(Adobe IllustratorとPhotoshopがインストールされている)と液晶ペンタブレットに各2人のチームが配属され、最初の30分間で好きにイラストを描く。その後インターバルを挟んで、全く別の2人チームと交代し、先に描かれている絵に加筆。トータル1時間で30分ずつランダムなチーム(まさにシャッフル)によって描かれた絵を発表し、審査する…というもの。
Shuffleがスタートすると参加者のクリエイターたちは真剣に画面に向かい、それぞれの作品を描いていました。中には日本人の女性の参加者もいて終わったあとに話を聞きたかったのですが、用事があって僕らはイベントの途中で会場を後にしたのでかないませんでした。
感想
参加者のクオリティにムラがある
イベントのコンセプトは素晴らしいんですけど、参加者のクオリティにムラがありすぎる気がしました。まあ、これは仕方が無いのかもしれませんが、参加者を精査する段階でもうすこしフィルターをかけてもいいのでは?と思いました。もしかしたら、参加希望者がもっと多ければそうなるのかもしれません。
使い慣れてない環境での制作が辛そう…
参加者たちは会場に用意されたhp製のコンピュータで制作をするわけですが、どう考えてもほとんどのクリエイターは普段Macで制作をしているので、キーボードショートカットからして苦労しているのが伺えました。企業タイアップあってのイベントだと思うので仕方ないのかもしれませんが、そのせいで参加者たちが普段の実力を出し切れてないようにも見えたので、もうちょっと何とかならないかな…と思ってしまいました(制作に使うコンピュータだけは自前の持ち込みを許可するとか…)。
イベント自体は素晴らしい
とはいえ、こうしたクリエイターズハッカソンのようなものが実際に開催されているだけでもトリハダもので、会場で実際に見ることができて感動しました。
Cut&Paste Facebookページで、当日の会場の写真や作品群が見れます。
コメント