ここベルリンは、数年前からITスタートアップの集積地として世界中から注目を集めていますが、日本でも東京（特に渋谷界隈）や福岡などを中心に、近年 ITスタートアップが増えつつあります。その中でも「この会社は面白い」と思い、3年以上前からその活動に関心を寄せていていた会社がGoodpatch（グッドパッチ）です（日本のITスタートアップ業界に関わる人なら誰でも知ってるはず）。
Goodpatchがベルリンにやってくる！
そのGoodpatchが春頃にベルリンに進出するらしい…という噂を聞いたのが今年始めで、その後春には公式に発表（→UIデザインエージェンシーのグッドパッチがベルリンに初の海外拠点を開設、海外展開を本格化｜THE BRIDGE）。その話を聞いた時、僕は「やはり土屋さんか！」と思い、ニヤリとしたものです。これだけベルリンのスタートアップシーンが世界中から注目を集めておきながら日本人がベルリンでスタートアップを立ち上げるなどの話はいままで一切無く、僕はその状況にいささか不満を抱いていたのですが、そのエキサイティングな環境に最初に切り込んでくるのがGoodpatchと聞いて妙に納得するものがあったのです。
土屋尚史社長と言えば、2011年9月のGoodpatch創業以来たった4年ほどでGoodpatchを社員数50名を超える企業に成長させ、辛酸を舐めつつも周囲の「うまく行きっこない」という言葉を覆し続けている、「日本ITスタートアップ業界の風雲児的存在」です（もし氏を知らない人はこのインタビューとかおススメ）。土屋さんは表面的にはクールなんだけど、内面的に非常にアツい人という印象で（例えば社員20人を連れてサンフランシスコ＆シリコンバレーに社員旅行に行っちゃったり！）、そういう部分も非常に魅力的で尊敬できる人なのです。
オープニングパーティー「From Tokyo to Berlin – Goodpatch Opening Party」
前置きが長くなりましたが、そういうわけで5月6日にGoodpatchのベルリン新オフィスで開催されたオープニングパーティーに行ってきました！
TwitterやFacebookを通して土屋社長も数日前からベルリン入りしていることを知っていたので、パーティーで会えそうだ…と楽しみにしていたのですが、せっかくなので何かお祝いしたいと思い、当日朝にふと思いついて土屋さんとGoodpatchベルリンのボリスの似顔絵を描いて、カードにプリントして持参することに（写真撮り忘れたので、画像を土屋さんのInstagramから拝借しました）。
オフィスは我が家からUバーン（地下鉄）でふた駅ほどで、歩いてもいける距離なので、ほぼ定刻通り到着。会場入り口には、小さいながらもちゃんと見慣れたGoodpatchのロゴがありました。
ちなみに、Goodpatchの新オフィスはベルリンの超一等地に位置しています。写真だと分かりにくいかもしれませんが、オシャレなお店やカフェが軒を連ねるエリアです。
オフィスに入っていくと、パーティーが始まったばかり（というか、準備が押していて、まだ始まっていなかった）だったので、人影もまばら。オフィス前で土屋さんを発見して挨拶することができたので、持参したイラストをプレゼントしたところ…
土屋さんもBorisもすごい喜んでくれました！
ベルリン在住のイラストレーター高田ゲンキさんが書いてくれたBorisと僕のイラストが凄くいい感じ。前からGoodpatchを知ってくれていてベルリンに来る事も喜んでくれていて、更にこんなイラストまで書いて… https://t.co/DaTEjaDqtG
— 土屋尚史 / Goodpatch (@tsuchinao83) May 6, 2015
Twitterでもつぶやいていただき、感無量です！
幸運にも、そのあと土屋さんといろいろと話すことができ、とても楽しい時間を過ごせました。
パーティーは大盛況！
さて、最初は人もまばらだったパーティーですが、おしゃべりしてるうちにどんどん人が増え、気がつくと大盛況！
「うわー、すごい人！ やっぱりGoodpatchはベルリンでもすごい注目されてるんですよ！」と僕が言うと、「うん…。でも絶対Goodpatch知らないのにお酒目当てだけで来てる人もそれなりにいる気が…」と土屋さん。そう言われてみると、たしかにそんな感じの人もそれなりにいる気がしてきました（笑）。まあ、そこがベルリンの良さと言うか土屋さんの懐の広さと言うか…。
日が落ちる頃にはますます人が増え、写真では分かりにくいかもしれませんが、総勢で300人くらいは来ていたと思います。
マジで300人くらい来ててビビる
— 土屋尚史 / Goodpatch (@tsuchinao83) May 6, 2015
そして、やはり在ベルリンのIT業界に関わる面々が勢揃いしていて、僕もいろんな人と喋って久しぶりに腹筋が痛くなるくらい笑いました。とにかく楽しくていい雰囲気のパーティーでした。
ちなみに、来場者に振る舞われていたのは“BRLO”というベルリン産のクラフトビール。僕はアルコールを飲まないので遠慮してCLUB MATE（マテ茶の炭酸飲料）を飲んでいましたが、友人いわくとても美味しいビールだったそうです。
奥の部屋ではお寿司も振る舞われていましたが、大人気で長蛇の列でした。
Goodpatchベルリンオフィス
パーティーが始まる前に、少しだけオフィス内部を見ることもできました。
エントランス。今日はパーティーなのでDJブースが設置されていました。入り口にはポップコーンマシーンも。
オフィス部屋。奥の壁はGoodpatch色に塗られてます。これはBorisが塗ったとか。近くで見たけど、すごいきれいな仕上がりでした。ドイツの人って壁を塗るのがやたら上手いのです。
オフィスの通路には“Goodpatch Berlin Picture Wall”。土屋さんによると「ベルリンのメンバーにもちゃんとGoodpatchのカルチャーを知ってもらう為にヒストリーの写真をベルリンのメンバーが貼ってくれました」とのこと。
いや〜、予想以上に素敵なオフィスでした。我が家からも近いので、時々遊びに情報交換などをしに伺いたいと思います！
Goodpatchの今後に期待！
とにかく大盛況で素晴らしいオープニングパーティーでした。ベルリンのライターで友人の佐藤ゆきさんもスタッフとして関わって準備も会場運営を手伝っていたとのこと。おつかれさまでした！
そして、僕としてはとうとうベルリンでスタートを切ったGoodpatchのベルリンでの（そしてベルリンを拠点にして世界にむけての）UI開発事業展開に期待したいと思います。日本のIT業界には、いろいろと厳しい意見を言う人も多いと思いますが、いままでそういったネガティブな予測を見事に裏切り続けてきた土屋さん率いるGoodpatchだからこそ、ここベルリンでも予想もしない快挙を成し遂げてくれると信じています。僕も微力ながら現地で協力したいと思っています。
土屋さん、Boris、Goodpatchの皆さん、期待しています！！
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