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ベルリンでインターン中のスーパー大学生、 高橋かずきさんにいろいろ聞いてみた(後編)【海外インターン|企業|フリーランス】

「国」という概念に関して

“結局のところ個人です”

ゲンキ: 自分の国籍とか日本人としての民族的アイデンティティってどのくらい意識してますか? っていうのは、国のプログラムを使ってインターンしているっていう前提があるからかもしれませんけど、ブログを拝見して「日本人として」とか「日本のいいところを」っていう表現を多く使用してると思って。

かずき: あ、それは正直言うと、日本にいるときは強かったんですけど、海外に出てきてしばらくしたら逆に無くなってきちゃいました(笑)

日本にいたときは確かにわりと強かったんですよ。「日本人のアイデンティティを持ちつつこういうことしたい!」とか「日本人ならではのエッセンスを活かして何かを作りたい」とか。でも、海外で実際に仕事をして、例えばWebサービスを作るケースでも、その中で「日本人らしいかどうか」ってそんな重要じゃないって感じたんですよ。あと、アメリカで感じたのは「自分の国を良くしよう」っていうより「世界を良くしよう」っていうモチベーションですごいことやってる人の方が多くて、そっちの方が素直に共感できたんですよね。

アメリカだけじゃなくて、それ以前からの留学とかも含めていろんな国を見れた経験の結果としてそういう意識に変わった感じかもしれません。たとえば、ベルリンとか特にそうなんですけど、いろんな国の人が集まってひとつのチームを作って、そこで力を合わせてプロジェクトを進める時に、チームにおいて“僕が日本人であること”って良い意味であんまり重要じゃないんですよ。

ゲンキ: ああ、まったくその通りですよね。そういう場面で「お前は日本人だから…」とかって誰も言わなくて、「かずきは○○が得意だからコレやってね」って、個人として見られますもんね。

かずき: そうなんですよ。そういう経験しているうちに、国籍とか国境って溶けちゃうな…って思って。ホント結局のところ個人です。それを実感してます。

たとえば中国とかのケースだと、国費で留学した中国人の留学生の大部分が本国に帰ってこないらしいんですよ。でも、僕は最近それでも良いんじゃないかってちょっと思ってて。さっき話した通りトビタテの場合は元手は税金じゃないですけど、それでも「国のお金で留学したら、日本に帰って日本に貢献するべき」っていう気持ちが前は強かったんだけど、最近はそれが全てじゃないのかも…って意識が変わってきた部分もあります。

ゲンキ: それも超賛成です。僕個人の意見としては、「税金使って留学したら帰国して国内で貢献しろ」っていう考えは非常に視野が狭くて、むしろマクロ的に見たらそのままどんどん海外に拠点を作って海外で活躍できる日本人が増える方が長期的な意味で自国への経済的文化的な貢献になるはずなんです。外貨とかも入ってきやすくなるし、その方が国際社会においても日本が「一目置かれる国」になるはずですしね。

そういう意味では「戻って貢献」とか全然考える必要無くて、どんどん外に出てって活躍して欲しいですね。で、そういう時に日の丸背負ってプレッシャー感じる必要もなくて、個人としてのびのびやるべきだと思うんです。それでいろんな人と関わる中で他の国の人に「かずきってスゴいな!」とか「おもしろいな!」って思ってもらえて、最後に「ああ、お前は日本人なのか」ってなる方が、結果的に「日本ってスゴい国かも…」ってなりますしね。

かずき: 「留学」っていう言葉も“行って帰ってくることが前提”っていうニュアンスが強くて違和感あるな…って思うことも最近あって。海外で学んでそのまま就職とか起業とかできたら、それはそれで良いはずなので。もちろん戻ることが良くないって言いたいんじゃなくて、人によっては現地で次のステップに行く方がより成長できるケースもあると思うので、そういう選択肢も同じくらいの比重で選びやすい方が良いかも、とは思います。

僕自身は「トビタテ!留学JAPAN」は、そういう部分も受け入れてくれる懐の深さがあるプログラムだと思ってます!

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