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自身のことを発信することについて
“情報に触れられる機会は平等であるべき。だから同世代に発信したいと思った”
ゲンキ: あとブログで「日本の同世代を引っ張っていける人材になる」って書かれてて(留学プログラム内での自身の目標として)、スゴいな〜って思って。
かずき: ああ、それはですね(笑) 高校まで新潟にいましたけど、大学に行っていろんなモノを見るようになって、都市と地方の情報格差をすごい感じたんですよ。同世代でも環境によって受信できる情報が全然違うって。でもやっぱり情報に触れられる機会くらいはある程度平等であるべきって思ってて。だから、僕がいろんな経験をしてシェアしていけたら…って思って、そういう意味であれを書いたんです。
でも一方で、実際に何か具体的なことを「教える」とか「伝える」っていうのは30年後とかじゃないとできないかな…とも思ってます。
ゲンキ: それはどうして?
かずき: それはもう純粋に、人に教えるには経験値が足りないんじゃないか…って思うんですけど。
ゲンキ: 僕はそこだけは違うと思っていて、30年後じゃ遅いし、かずきさんが今現在やってる活動や勉強をシェアするだけですごい刺激を受ける人や学べる人って絶対いるんですよ。でもまともな感覚の持ち主ほど「自分は人に何かを教られるほど立派じゃない」っていう謙遜があって、それはけっこう深刻なジレンマなんです。特に日本人は「まずは経験しろ」とか「若者は下積みから」って言う人が多いですけど、僕から言わせれば、才能ある若者は下積みとか絶対必要ないですよ。まあ、僕自身がこのブログを始めた理由も、ひとつはそういうことを伝えたいからなんですけどね。とにかく日本社会は40代くらいまで“若造扱い”なので、なかなか発信しづらい空気があるんですけど、逆に今の50代60代の人のITリテラシーとか見たら、その年齢が発信するには遅すぎるって分かるじゃないですか(笑)
だから「教える」とか考えるとプレッシャーあるので、もっとカジュアル且つ積極的に自身のことを発信し続けて欲しいですね。ぜったいそこから良い影響を受けて可能性が開ける同世代やもっと若い世代の人たちが出てくるはずなので。
あとは、かずきさんはせっかく英語スキルも高いので、その情報を英語でもブログで発信するとかして欲しいです。そうすることによって「日本人でもこんな面白い若者がいるんだ!」って日本人以外の人にも絶対関心持ってもらえると思えるし、それってかずきさんが将来的に展開したいビジネスにとってもプラスに作用するはずだと思うんですよ。
かずき: 分かりました。それは面白そうなのでトライしてみたいと思います!
ゲンキ: 楽しみにしてます! 今日はありがとうございました。
(完)
インタビューを終えて
Genki Wi-Fiインタビュー企画第一弾の高橋かずきさんのインタビュー、いかがでしたか?
僕自身、日本の将来に不安を感じている部分が少なからずあり、これからますますグローバリゼーションが加速して行く国際社会の中で個人が生き残るためには「英語」と「ITスキル」が大前提で、その2つのベースの上に個人の強みであるクリエイティビティやパーソナリティを重ねて差別化を計っていかないと淘汰されかねないと危惧しています。しかし、ベルリンでかずきさんと会って、非常に大きな希望を感じることができました。
僕が大学生だった時代(15年以上前)にはすでに言われていた「就職氷河期」は、昨今ますますひどい状態で、国内の一流大学を出ても必ずしも優良企業への就職は約束されず、まして二流以下の大学ともなると会社を選ぶどころか、まともに就職できない人の割合の方が多いのではないか?という状況です。そういった状況に違和感を感じつつも、他の方法論を知らずに盲目的にスーツに身を包んで就職活動をし続けている人たちに、特に今回の記事を読んで欲しいと思ってかずきさんのインタビューを公開しました。ほんの一部の人でも良いので、彼の生き方や考え方を知ることで「もっとやりたいことに全力でトライしてみよう!」という気になってもらえたら嬉しいです。そういった若者が加速度的に増えることによって、日本の未来も明るいものになると僕は信じています。
かずきさんは昨日(2015年8月17日)からベトナム、ホーチミンでのインターンを始めたそうです。ベルリンとはまた違った環境で新しいことを貪欲に吸収する彼の活動にますます期待したいと思います!
今回の記事でかずきさんに共感した方、関心を持った方は、是非彼のブログやTwitterをフォローして、今後の彼の活動をチェックしてください。
【追記】こちらもお読み下さい
インタビュー企画第二弾、公開しました。
ベルリンの美容室 LINK HAIR DESIGNを経営する美容師の齋藤さんに「美容師の海外移住」についてお聞きしました。特に海外移住を目指す美容師の方に読んでいただきたい内容です。
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- 会社員時代にフリーランスになる決意した理由
- 会社を辞め独立してフリーランスイラストレーターなった時の事
- 駆け出しの頃にした苦労や成功体験
- 仕事を軌道に乗せるためにした工夫
- フリーランス同士の結婚生活
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- ロケーションから解放されて海外に移住する話
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