『世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生』 大好評発売中!!!

【詐欺被害】ドイツへの親子留学を斡旋する業者にご注意を!!【大使館からも注意勧告発令】

こんにちは。ベルリン在住の高田ゲンキ( genki119)です。

海外に住んでいるといろいろな人と出会います。日本国内では出会えないような刺激的で面白い人との出会いも多い一方で、ちょっとでもスキを見せると相手を騙して身ぐるみ剥がそうとするような信じられないほど悪質な人と関わることも少なからずあります。

過去にもそんな話を本ブログで書いたのですが、今回も(残念ながら)そういった種類のトピックの緊急に周知したい用件をお伝えするために本記事を書いています。

「親子でドイツ留学をしたい」と考えている親御さん、ご注意ください

日本在住の日本人親子(主に親御さん)に対して、親子でのドイツ留学の斡旋を謳って勧める業者が最近(数年前から)目立つようになりました。こうした業者に関しては、以前からドイツ在住の日本人の間では悪評が立っていたのですが、ついに今月、在ドイツ日本大使館からもこうした業者からの被害に関する注意勧告が発令されました

大使館からの注意勧告はこちらの安全の手引きの新規追記事項に明記されました。

以下、該当箇所を引用します。

ドイツへの親子留学:ドイツへの親子留学を勧めるウェブサイトを見て,海外での
生活に夢を抱き,子供を連れてドイツへ入国した。斡旋業者に前金を振り込み,住宅の確保,滞在許可申請や学校への入学手続きをお願いしたが,滞在許可はおりず,子供の学校も決まらない。斡旋業者は親身に対応してくれず,一向に物事が進まず,収入もないので,路頭に迷っている。

令和元年8月 在ドイツ日本国大使館『安全の手引き』より

一応、画像でのスクショも貼ります↓

令和元年8月 在ドイツ日本国大使館『安全の手引き』より

大使館という公の機関からの発言なので、都合上こうした穏やかな言葉遣いではありますが、大使館がこういった民間の(しかも日本人同士の)ビジネスに言及するということ自体、すでに相当な被害報告が出ているのだと思われます

僕自身、2012年にドイツ移住する直前の数年間は、本当に海外生活を渇望していましたし、そのためには何でもしたい…という気持ちもあったので、特にお子さんの教育などの為に海外移住を望む親御さんが藁にもすがる思いでこうした業者に頼りたくなる気持ちはよくわかります。しかし、よく分かるからこそ悪い業者には騙されないでほしいのです。

僕の場合は、

  1. 子どもがまだいないので夫婦ふたりで身軽に行動できる
  2. しかも、僕も妻もフリーランスなので、日本でも海外でも仕事ができる(稼げる)
  3. もしビザが取れないなど帰国を余儀なくされても、短期間なら身を寄せる実家などがある
  4. ドイツ語は初級者だったけど、英語はまあまあできる

…と、かなり特殊かつ恵まれた条件が揃っていたので勢いで渡独し、幸いにもその後7年間にわたって滞在し続けることができていますが、親子留学の場合、たいていは移住のために仕事をやめたり家を引き払ったりと、かなりたいへんな手続きが多く、しかも子どもの留学ともなるとドイツの学校とのやり取りは基本ドイツ語のみなので、ドイツ語力がないと業者任せになってしまいます(つまり、業者が親身になってくれなくなったら、そこで路頭に迷ってしまうということです)。また、多くの場合、移住直後は仕事が無く、貯金を切り崩す生活(あるいは片親が日本に残り仕送りをするパターンもありえますが、いずれにしても)なので、収入が減る(あるいは無くなる)のに支出ばかり増えて消耗戦を強いられ、限界が達して日本に帰国しても、家を借りたり物を買い直したりする元手も無いような状態を余儀なくされる事もあるのです。

ネガティブな情報ばかり並べて脅しているように聞こえるかもしれませんが、過去にも何組かそのような親子を見てきましたし、昨今の留学業者の跋扈によりそうしたケースはより増えていると言わざるを得ません。そして、もちろん業者はそうした不都合な情報は一切伝えません。

留学や移住は「急がば廻れ」が賢明

「お子さんに海外の教育を受けさせたい」等の気持ちを持つことは素晴らしいことです(僕の海外移住の大きな理由のひとつでもあります)。しかし、焦って行動した結果、身ぐるみ剥がされて自分や子どもの人生を台無しにしてしまっては元も子もありません。なので、こうした大きな決断に際しては、どうか「急がば廻れ」という気持ちで臨んでください。

僕が尊敬する人の言葉に「何か(転職や移住など)人生の大きな転換を望むなら、7年計画で臨むと良い」というものがあり、僕はこれは非常に的を得ていると思っています。実際、僕も2012年12月の渡独からまもなく7年が経ちますが、ようやく生活環境が整いつつあるのを感じています(その間に第一子である息子の妊娠・出産・育児というイベントがあったので余計に時間がかかったのは否めませんが)。

なので、今「海外移住したい」「子どもに海外の教育を受けさせたい」と希望している方は、どうか7年先に実現するくらいの気持ちで、じっくりと情報収集して計画を立ててほしいのです。「何としてでも1〜2年で実現したい!」と焦って空回りすればするほど、悪徳な業者に足元を見られてむしり取られてしまうので、どうかご注意ください。

ゲンキ

たとえば、今小学生のお子さんのお持ちの親御さんは、無理してすぐに親子留学をするよりも、お子さんが日本で義務教育を完了するまでに英語や第二ヶ国語を日本国内で習得できる環境づくりをして、その間にご自身はなるべく貯蓄を増やし、お子さんが高校あるいは大学に進学するタイミングでひとりで留学できるようにする…等の計画にシフトするほうが現実的だし実現の可能性も高められると思います

まとめ

以上、ドイツへの親子留学に関する注意喚起について書きました。

今回は、僕がドイツ在住なのでドイツへの留学に関して書きましたが、同様のケースは他の国でも当然あり得ることです。なので、海外移住や海外留学(特に親子での)を希望される方は、くれぐれも気をつけて慎重な情報収集を心がけてください(自分ひとりでの情報収集に限界を感じる場合は、現地在住の日本人何人かに相談してみると良いと思います。見ず知らずの人からの相談を迷惑がる人も中にはいますが、それでも騙されて大金を取られるよりずっと良いでしょう)。

ひとりでも多くの親御さんが、ネットでドイツ親子留学の斡旋業者の情報を見て騙される前にこちらの記事にたどり着いてこの事実を知ってくださることを切に願います。また、もしも身近に親子留学を希望している方がいたら、どうかこちらの記事をシェアしてほしいと思います。

力を合わせて周知徹底して、悪徳留学業者を撲滅しましょう🤓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA