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高橋かずきさんのインタビュー、後編です。
かずきさんが今やっているインターンや、彼がITや英語に関心を持つようになった経緯について聞いた前編は予想以上に多くのアクセスと反響をいただき、21世紀的な最先端のセンスと並外れた行動力を持つ彼の生き方に、本当に多くの人が関心を持っていると感じました。
後編では、現在利用している留学支援制度や彼自身の今後について聞いてみました。
前編はこちら⬇
周囲の同世代について
“AppleやGoogle、Facebook等と積極的に関わっていくとしたら海外でネットワーキングするしかない”
ゲンキ: かずきさんのすごいところは、その歳にしてITスキルとグローバル感覚を絶妙なバランスで同時に持ってることだと思うんですよ。そこで聞きたいんですけど、大学の仲間とか周囲の同世代の人を見て、かずきさんみたいにクリエイティブで海外志向の人って多いですか?
かずき: クリエイティブな方は多くいらっしゃいますけど、強く海外志向のある方は多くないかもしれないですね…。スタートアップに関心がある学生でも、どちらかというと海外より東京のシーンに関心が強い傾向があると感じます。たとえば、サイバーエージェントさんとかDeNAさんとか、いわゆるメガベンチャー的な会社を意識している方がすごく多いです。
一方で強く海外志向のある方は、ITとかスタートアップには関心が無かったりして、「IT」と「海外」の両方に関心が強い学生さんはあまり多くないかもしれません。僕の場合はたまたまかもしれないけど、そのふたつがうまくマッチした感じです。
ゲンキ: まあ偶然もあるかもしれないけど、やっぱり時代を読むセンスによるところが大きいと思いますけどね。
かずき: その点に関しては、もっと多くのIT系の学生が早い段階でより海外に目を向けても良いのにとは思いますね。たしかに日本って人口も多い分マーケットが成立していて、それはそれで魅力的なんですけど、国内でどれだけ活動を頑張っても就職できたりコネクション持てるのって基本的には国内のメガベンチャーとかなので、AppleやGoogle、Facebook等と積極的に関わっていくとしたら海外でネットワーキングするしかないなって。
ゲンキ: もっともですね。先に海外攻めて後から日本っていう順番はあり得るけど、逆は応用利かないですもんね。
「スタートアップ」っていう言葉を意識しだしたのは、やっぱり大学入ってからですか?
かずき: そうですね。最初は大学で同じ関心を持つIT系の仲間のコミュニティでスタートアップのことを知って、僕自身もすごい関心を持ってルーツをたどっていくうちにシリコンバレーに興味を持ちました。それで「実際に現地の人に会い、体感したい」って思うようになって、今につながる…っていう流れですね。
ゲンキ: 将来的に、かずきさん自身もスタートアップで働きたいって思ってますか? 学歴的には日本国内の一流企業と言われる会社に新卒枠で入れるポテンシャルもかなりあると思いますけど。
かずき: そうですね。今回の留学のおかげで海外就職にもかなり視野が広がりつつあります。国内でもリクルートさんやDeNAさんなんかは素敵な会社だなと思います。特にリクルートさんにはインターンしたこともあるんですけど、面接のしかたからインターンの方法まで独特で、日本の大企業にしてはカジュアルな取り組みなんかもあって、個人的にすごく好きです。
中国について
“中国は行ってみたらメディアの報道と全然違った”
ゲンキ: 中国にも行かれたことがあるとか?
かずき: 中国は大学の留学プログラムで大連に3週間くらい行ったのと、去年は個人の旅行でも北京に行きました。
ゲンキ: 中国の印象ってどうでした?
かずき: 中国も良かったですよ! 国内のメディアだけ見てるとネガティブな情報も多いですけど、行ったら全然違いました。もちろん場所にもよると思いますが、僕が行った場所ではみんな日本人にも優しかったし、大連の留学先は日本語を勉強している方も多かったのですごい歓迎してくれて、日中はプログラミングの勉強を一緒にするんですけど、夜は毎晩のように日本語学習してる中国人学生たちがいろんな場所に連れて行ってくれて、いろんなものを見れて、おいしい中華もたくさん食べれて、最高でしたよ。もちろん文化が違って戸惑う部分もありましたけど、一生懸命もてなそうとしてくれてる気持ちはすごい伝わってきたので、中国の方に対してもすごい良い印象を持つようになりました。
ゲンキ: そうなんですね。やっぱり実際に行って関わるって大事ですよね。
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