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ベルリンで充実した日々を送ってる高田ゲンキ( genki119)です。
そのベルリンという場所柄、人種を問わず刺激的で面白い人に会う頻度が非常に高いので以前からインタビュー企画を考えていたのですが、とうとうその第一弾が実現しました。インタビューしたのは高橋かずきさん。現在、ベルリンのGoodpatchオフィスでインターン中の大学生です。
昨今「若者の内向き志向」とか言われていますが、一概にそうも言えないのでは?とかずきさんには思わされます。僕が30歳を過ぎて得た結論「これからの日本人に必要なのは英語とITスキルだ」ということに彼は高校生の時点で気づき、大学では情報システムを専攻し、自ら留学(海外インターン)の道も切り開いてシリコンバレー経由でベルリンにやってきたという彼の経歴や洞察に感動した僕は、二度目に彼に会った際に「インタビューさせて欲しい」とお願いしたところ二つ返事で快諾してくれて実現に至りました。それでは、Genki Wi-Fiインタビュー企画第一弾、お楽しみください!
かずきさんの現在
ゲンキ: 今日はありがとうございます。さっそくですけど、簡単に自己紹介してもらえますか。
かずき: 新潟県出身。20歳。大学は立命館大学でキャンパスは滋賀県にあります。情報理工学部3年生でコンピュータサイエンスを専攻しています。今は文部科学省の海外留学促進制度を使って海外インターンシップしながら世界中を回る旅をしているところで、2ヶ月前まではカリフォルニアの会社、先月からはベルリンで2ヶ月間インターン中、来月(8月)からの2ヶ月間はベトナムのホーチミンの日系コンサルティング会社でインターンの予定です。その後9月には日本に帰国します。
ゲンキ: なるほど。海外留学支援制度っていうのを利用してるんですね?
かずき: はい、正確には「官民協働海外留学支援制度」って言います。
ゲンキ: なるほど。「留学支援」って言ってるけど、かずきさんはインターンですよね? それはどっちでもOKなんですか?
かずき: はい。「トビタテ!留学JAPAN」という文部科学省の“留学生をどんどん増やしたい”という意向で始まったプログラムでして、僕はこの制度の第一期生で今は既に第三期生まで輩出されているところなんですけど、その中で言われてる「留学」って言うのはけっこう広義で、交換留学など単位取得を前提としたアカデミックな留学だけでなく、インターンシップやボランティア、フィールドワークなど、学校に行かない多様な活動も支援してもらえます。
ゲンキ: あ、そういうことなんですね。
かずき:でも、第一期生の合格者の中では、僕みたいな(インターン等の)活動をしている人より、交換留学や研究での留学をされている人の方が比較的多い印象です。
ドイツでのインターンに関して
ゲンキ: では、まず今ベルリンやっているインターンについて聞かせてください。
かずき: はい、Goodpatchという、日系のUIデザインコンサルエージェンシーでインターンをしています。iOSのデベロッパーとして、先月(6月)はバーチャルリアリティスタートアップ“VIORAMA”(バイオラマ|ベルリンの映像系スタートアップ)のAndroidのアプリをiOSに移植する案件を手伝う仕事しました。それで、先月末に開催されたフュージョンフェスティバル(ドイツの大規模な音楽フェスティバル)に向けて公開したいということだったので、3週間くらい集中して作業して、フェスティバルの現地でもユーザーさんに使ってもらって…みたいな仕事をしました。
で、今月はMimiという聴覚アプリの日本ローカライズをやっていて、日本語化から日本のマーケティングとか、それに合ったデザインなどを提案しています。
ゲンキ: VIORAMAの仕事ではAndroidアプリのiOS化をしたということですけど、実際にコーディングされたんですか?
かずき: VIORAMAのバーチャルリアリティアプリ自体はUnity(ゲームエンジン)を使ってるので基本的な部分はコーディングしないで済んじゃうんですけど、アプリにiPhoneの写真を取り込んだり、動画撮影したりとかっていうネイティブの部分の開発ではコーディングが必要だったので、その部分は実際に組みました。
ゲンキ: iOSを組む際のObjective-Cとかの基本的なスキルも持ってるってことですよね?
かずき: はい。AndroidのJavaのコード見ながら理解しつつ、UnityのC#の言語に組み込めるようにObjective-Cを書く…っていう感じで、いろんな言語が理解できて楽しい仕事でした。たいへんでしたけど(笑)。
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