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特に得意なものは?
“将来的にはプロジェクトをまとめていく役割の方が関心はありますね”
ゲンキ: とにかくスキルの幅が広くて驚くんですけど、その中で突出して得意なものってありますか?
かずき: 僕はどちらかというとマルチにいろいろなスキルをバランス良く身につけたいって思ってますね。
ゲンキ: ああ、時代的にはそっちの方が良いかもしれないですね。僕らは上の世代から「専門性!専門性!」って言われてきたんだけど、もうそういう時代じゃなくて個人がマルチなスキルを持った方が良い時代だと思うので。 仕事の方向性としてはどうですか? デザイナー寄りで行きたいのか、デベロッパーなのか、そういう専門的なことに加えてマーケティング的な部分も含めてやって行きたいとか…。なんかその辺のビジョンってありますか?
かずき: UI・UXデザインはすごい好きで、そういう意味では今Goodpatchでやらせてもらってる仕事は非常にやりがいを感じてるんですけど、ディレクションとかマネジメントの部分も好きなので、完全にデベロッパーとかデザイナーになるより、将来的な意味ではプロジェクトをまとめていく役割の方が関心はありますね。その前提としてプロフェッショナルなスキルを身につけておきたいっていう気持ちが強いです。ただ、やっぱり(プログラミング)言語の部分は今でもスキルが足りないって感じてるので、もっとやっておくべきだったと思ってます。
ゲンキ: でも逆に言語にフォーカスしすぎなかったからこそ、今のかずきさんの視野の広さがある気もするので、僕から見ると結果的に良かったような気もしますね。順番的には「まず視野」で、その後「スキル」の方が良いと思うので。
かずき: たしかにそうかもしれませんね。高校の時にオーストラリアに行ったり、大学に入って地元を出たりして環境が変わることで価値観が変わったり視野が開けたりしてモチベーションも上がったので、まずいろいろなものを見るってたしかに大事だし、そういう意味では良い経験ができて幸運だったと思ってます。
ゲンキ: 僕、かずきさんのブログに「高校時代、進学先を考えるうえで、当時から自分の中にあったキーワードが“コンピュータ”と“英語”でした」って書いてあったのを見て、すごい(良い意味で)ショックだったんですよ。それって僕が30歳くらいでやっと気づいたことだったんだけど、(タイミングこそ同じ時期とは言え)高校生だったかずきさんが同じことに気づける視野というかアンテナを持っていたってすごいな…って思ったんです。もちろん時代の後押しはあったのかもしれないけど、ほとんどの(かずきさんの)同世代はそこまで敏感にそういう流れを察知しないで、いまだに受験とか就職に固執して、「どんなスキルを身につけるか」じゃなくて「どれだけ良いポジションに就けるか」ばかり気にしている(なので、状況がどれだけ悪化しても新卒枠の就職にこだわる)なので、そんな中でかずきさんが、どのようにして「コンピュータと英語」っていうキーワードにたどり着いたのかが非常に気になっていたんですけど、今の話を聞いていろいろ納得しました。つまり、「たまたまそれが好きだった」っていう(笑)。
かずき: そうですね(笑)
とにかく学校とかでも「パソコンっていえばかずき」って言われて嬉しくて頑張ったのが大きかったですよ。中学3年でiPhone3GS使ってましたし!
ゲンキ: え? それってどういう意味?
かずき: あ、えっとですね、当時はみんなガラケーだったんですよ。同級生はみんなiPhone4とか4SとかからiPhoneデビューだったので、「中3でiPhone3GS持ってた!」っていうのは僕のちょっとした自慢なんです(笑)
ゲンキ: ああ〜なるほど! でも、もうそのくらいの違いは僕には理解できないレベルですよ。僕なんて高校生の時にクラスの最先端の女の子がポケベル持ち始めたとか、そういう時代でしたから(笑)
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