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ベルリンでインターン中のスーパー大学生、 高橋かずきさんにいろいろ聞いてみた(前編)【海外インターン|企業|フリーランス】

大学で学んでいること

“スキルは自発的に学んだものが圧倒的。でも「もっとやっておけば良かった」って思うものも多いです”

ゲンキ: LogbarとかGoodpatchでの業務に役立ってる先ほど挙げてもらったようなスキルって、大学で学んだことですか? それとも大学のカリキュラムとは関係なく自発的に学んだものですか?

かずき: 自発的に学んだものが圧倒的ですね。でも、実際に業務で使ってみるとまだまだ充分じゃなくて「もっとやっておけば良かった」って思うものも多いです。

ゲンキ: では、大学のシステム学科というところは何を学ぶところなんですか?

かずき: CGソフトとかプログラミング言語とか、そういう上の(表層に近い)レイヤーではなくて、もっと下層の“1と0”の世界とか、“どのようにしてコンピュータが機能しているか”…とか、そういう原理的なことをメインに勉強してますね。なので、ひととおりやるとハードウェアにもソフトウェアにも強い人材、いわゆる「フルスタックエンジニア」になれます。

ゲンキ: あ、それはそれで面白い。大学だからこそ学べることですね。

かずき: はい。たしかに今インターンでやってるような仕事に直接即戦力的に活きるスキルではない…とも言えるんですよね。でも一方で、最近は文系の学生でも独学でプログラミング勉強して仕事できちゃったりするんですけど、理系の学科で専門的にコンピュータを学んだ僕らのような人間との違いっていうのはそういう“下のレイヤー”まで理解できているかどうかという部分だったりするので、本質的な意味ではやっぱりかなり重要だと思ってます。

ゲンキ: なるほど〜。まあ、話を聞いていて思うのは、確かに重要な一方で、もう少しだけ日本の大学は即戦力的なスキルの啓蒙にも力を入れた方が良い気もするんですよね。アメリカの大学の特に理系の学部とかだと教授が学校の外でビジネスして授業にフィードバックしたりってことが多いらしいけど、日本の教育ではそういうの少ないじゃないですか。まあ、こういう話って「大学教育とは」みたいな本質論に近くなっちゃうので、ここで結論を出すのは難しい気もしますけどね。

かずき: 確かにそうですね…。あと、僕は大学生という立場は最大限使い切れてるなって思ってます。今やってるインターンや留学プロジェクトもそうですし、僕の大学で起業しているチームもあって、リモートでそこにもコミットしてたり…、そうやって大学の仲間と大学のリソースを最大限使って、設備を使わせてもらったり教授陣のアドバイスももらったりしながら主体的な活動をできてるので、大学の環境としてはそれで良いんじゃないかって思ってますね。

あと、私立の大学で良かったなって思うのは、「コレやりたいんだ!」っていう強いモチベーションを持ってる学生は大学のリソースをすごい使わせてもらえるんですよ。給付金とか支援金とかもありますし。そういうのも僕は自分でアンテナを張って、全部のリソースを使い切れているなあと思います。

それから、今僕の大学では、現地のベンチャーが入って、学生がその手伝いをできたり、友達の学生起業チームもそこにスペースを設けてもらって仕事したり…とか、そういう「産学連携」もかなり進んでいて、いい環境です。

ゲンキ: 話聞いてると、かなり刺激的で楽しそうな学生生活ですね! でも、そこまで意識高い学生って、割合的にはかなり少ないですよね?

かずき: そうですね。“スタートアップが好き”の学生にはそういう人が多いですけど、学生全体の割合で言うとそういう人自体が少ないですからね…。

ゲンキ: うん、とにかく僕からすると「日本の現役大学生で、こんな意識高くて、実際にいろいろアクションまで起こしてる人っていたんだ!」って感動するレベルです(笑)

コンピュータに関心を持ったきっかけ

“中1からブログを始めて、ニュースのキュレーションもしていた”

ゲンキ: そもそもコンピュータに関心をもったきっかけって?

かずき: 高校の時からコンピュータは好きで、あとは動画作るのも好きだったので一眼レフで映像撮ってMacで編集したりしてて。あと、僕は新潟出身なんですが、とにかく“コンピュータを使って何か作ること”がスゴい好きだったので、地元でウェブサイト作ってる社会人の人にコンタクト取って、サイトのバナー作成とかさせてもらったりとか、そういうことやってたのでコンピュータの概念みたいなことはもともと理解してて、今仕事で使ってるアプリケーションのスキルの原型はそのころからあったんですよ。

ゲンキ: もっとさかのぼって、「パソコン好きだな」って最初に思ったのっていつ頃ですか?

かずき: 小学4年生か5年生のとき(2005年前後)に、周りにコンピュータが普及しだしたんです。それで「僕も友達とパソコンでコミュニケーションしたい」って思って、おばあちゃんにお願いしてWindowsマシンを買ってもらって(笑)、使い始めたんです。ちなみにその後高校でMacに転向して、iMac→MacBook Air→MacBook Pro(イマココ)って感じです。それで、僕は中学生当時から「人に発信したい」っていうモチベーションが強くて、メルマガっぽいこととかしてたんです。

ゲンキ: 「かずき通信」みたいな?(笑)

かずき: そうですそうです(笑) あと、ブログも中学1年から高校3年までやってて、まあそれは限定公開だったんですけど、日記だけじゃなくてニュースのキュレーションとかもしてたんですよ。自己満足レベルでしたけど、日記とかは周囲にもけっこう好評で、ちょっとした「デジタル学級通信」みたいなノリで、学年全員のニックネーム集めてみたり、学年全員の名簿リストを作ったり…

ゲンキ: ひたすら手打ちで?

かずき: そうです。手打ちです(笑)(笑)

とにかくそういう発信をけっこうしてたんですよ。そういう流れで、中学の社会科の時間に時事問題について何かを書くっていう授業があって、僕はその中でIT系のことばっかり書いてたんです。そしたら先生が「かずきはパソコンに詳しいな!」って認めてくれて、周りからもコンピュータのことについて質問されるようになったりとか、そういういきさつで自信がついて好きになった部分はありますね。

ゲンキ: なんか分かる気がする。僕の場合は小学生のころから絵が得意で、クラスで「似顔絵とかマンガを描かせるならあいつだ」みたいに言われてたので、そういう承認があると、「俺はこの道で生きていくんだな…」って感じで“その気”になるものだと思うんですけど、かずきさんの場合はそれがたまたまITだったって感じですね。“ITの神童”的な(笑)。

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