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「フリーランス支援へ法整備」というニュースを見て思ったこと【日経|労災適用|デジタル経済】

こんにちは。高田ゲンキ( genki119)です。

今日、ネットでニュースを見ていたら、こんな記事を目にしました。

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要約すると…

  1. かつて特別な働き方だったフリーランスは、IT化によって一般的になり急激に増加
  2. その数は2016年に1000万人を超えた(ただし広義・ランサーズ調べ)
  3. 働き方の選択肢を増やす一方で、取引先との関係上立場が弱い人も多いなどの課題も
  4. 下請けのフリーランスも「雇用類似」として、労働法制による一定の保護を導入する

…という感じでしょうか。

僕の見解 ①:広義のフリーランス1000万人とは

2016年に広義のフリーランスが1000万人を超えたとありますが、この「広義」というのは「副業を含めた」という意味です。つまり、会社員をしながら、会社員以外の仕事も副業としてやっている人を含めているわけですが、世間一般ではそういう人はフリーランスとは呼ばないですよね…。

では、狭義(副業者を含めず、専業のみの)のフリーランスの人口はいったいどのくらいかというと、2018年の時点で↓このような人口分布になっているようです。

全フリーランス(広義)1,119万人
副業フリーランス744万人
専業フリーランス375万人

参考:「フリーランス実態調査 2018」ランサーズ

こう見ると、世間一般でフリーランスとして扱われる専業フリーランスの人口はまだまだそれほど多くはないんですよね。そういう意味では、副業も含めて国がフリーランスとして定義して、そこに対してポジティブな法制度を敷いてくれるのは喜ばしいこととも言えます。

僕の見解 ②: クライアントは分散すると良い

上の要約には入れませんでしたが、日経の記事によると

1年間の仕事の取引先が1社しかない人が4割を占めた。主な取引先との契約内容を「協議して決定した」人は47%にとどまり、「取引先が一方的に決定」が24%、「やり取りはなかった」も14%に上った。

出典:日本経済新聞

とのこと。

これ、取引先が1社しかないからこそ、契約内容を取引先の企業側に一方的に決められてしまう人が多いんです。

こういう話も今後もっとこのブログやnoteなどでもしていく予定ですが、単純に取引先(クライアント)が5社、10社とたくさんあって分散していれば、不利な契約を押し付けられても他のクライアントと仕事をすればいいので、泣き寝入りしないで済む(= 正当な契約を求めて毅然と交渉ができる)わけです。

なので、たとえ副業でそれほど大きな額を稼ぐわけではないとしても、可能ならばクライアントは分散するほうが良いです。

↓過去にもツイートで言ってますね。

僕の見解 ③:契約書を交わさなくても契約は成立している

また、記事中に

独立した個人事業主であるフリーランスは本来取引先企業と対等な立場だが、契約書がなかったり、一方的に報酬の減額を強要されたりする例が指摘されている。

出典:日本経済新聞

…とあります。

ここで注意しなくてはいけないのが、「契約書がなかったり」の部分です。多くの人が「契約書を交わさない場合は契約が成立しない」と考えていますが、実はこれは間違いです。契約書ナシでも契約は成立するもので、契約書はその証拠書類にすぎず、同様の内容ならメールでもSNSのメッセージでも有効な証拠書類になります

悪質な取引先は、こういう事を知った上で大事な事をわざと打ち合わせや電話などでの口頭のみでやり取りしたがるので、そういう場合は「同じ内容をメールで送ってください」とお願いしたり、あるいは(それに対応してもらえなそうな場合は)こちらから口頭でやり取りした際にとったメモを元に、

  1. 金額
  2. 納期
  3. 修正回数
  4. 仕様媒体
  5. 使用期間
  6. 著作権の扱い

等に関してまとめたメールを送付し、必ずそれに同意する内容の返信をもらうようにしています(このやり取りが、もし何かあった際に契約成立の証拠になります)。

実際にフリーランスとして仕事をすると、それぞれのクライアントと一つ一つの案件ごとにいちいち契約書を交わす事は現実的に不可能な場合も多いので、これは覚えておいてください。

↓これも過去にツイートしています。

まとめ

以上、今日の記事を読んで感じたことをいくつかまとめてみました。

国による法整備も喜ばしいですけど、それが施行されるのは時間がかかると思うので(おそらく来年あたり)、たとえそういった保護が無くても自分の身は自分で守れるように、上記のようなことを意識すると良いと思います。

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