Genki Wi-Fi

フリーランス イラストレーター高田ゲンキの情報発信ブログ、『Genki Wi-Fi(ゲンキ・ワイファイ)』。

*

Macでイラストを描きたいけどPhotoshopやIllustratorは高くて買えない人に贈る2つの解決策 〜その②〜
『代替アプリとして“Affinity”を導入する』

      2016/05/23

 - Macintosh, イラストレーターになるには    -

LINEで送る
Pocket

前回の記事では生活をデジタルハックして浮いたお金でAdobe CCを契約する方法を紹介しましたが、今回は発想を変えて“Adobe以外のソフトで代用する方法”を紹介してみたいと思います。

ちなみにIllustratorとPhotoshopの代替アプリを紹介しますが、前提として覚えておいてほしいのは、このふたつのアプリケーションは全く性格が違うものということです。Illustratorはベジェ曲線という特殊な機能でベクターデータという解像度に依存しない図形のようなグラフィックを作成するアプリケーションで、Photoshopはビットマップデータと言って、解像度という概念を持ち(写真の画像を拡大するとモザイクみたいにあなるのがビットマップです)、写真を加工するような感覚で絵を描けます。

僕がイラスト作成で使用しているのは90%がIllustratorなので、もし僕みたいなタッチでイラストを描きたい人はIllustrator(またはその代替アプリ)を利用すると良いと思います。一方で、僕のマンガはPhotoshopを使用して描いています(まあ、マンガを100%Photoshopで描く人はたぶん少なくて、たいていはCLIP STUDIOとかを使いますが)。

sponsored link

解決策 ②: 代替の安いアプリケーションを使う

Illustratorの代わりになるアプリ『Affinity Designer』(Macのみ)

affinity-designer-logo

最近知った中で最もすごいと思ったのは、このAffinity Designerです。最近Illustratorの代替アプリとして評判みたいで、調べてみたところIllustratorの基本的な機能をカバーしてるだけでなく、Illustratorのファイル(ai形式)も開けて編集できてしまうとのこと。そして何よりすごいのが、このAffinity DesignerにはCMYKモードが備わっていること。廉価グラフィックソフトの中では、最もプロユースに近いと思います。

↓こちらの記事でIllustratorとの比較をしていますが、かなりいい感じだと思います。

購入はこちらから↓

Affinity Designer
カテゴリ: グラフィック&デザイン
現在の価格: ¥4,800

Photoshopの代わりになるアプリ『Affinity Photo』(Macのみ)

icon128-2x

ちょっと前まで、Photoshopの代替アプリの代表格はPixelmatorでしたが、Affinity Photoが出てしまったので、今や本命はこっちでしょう! 僕自身使ってないので、どこまでプロユースとして耐えられるか未知数ですが、とにかく廉価アプリでCMYKに対応しているのはいまのところAffinityだけですし、インターフェースも他の廉価アプリよりもかなり完成度が高い印象です。

sponsored link

 購入はこちらから↓
Affinity Photo
カテゴリ: 写真
現在の価格: ¥6,000

PixelmatorとかGimpとかSAIとかもありますが、Affinityと比べると「趣味でイラストを描く人用」の域を出ません。どうしてもAdobeに手が出ない人はAffinityにトライしてみるべきだと思います。ただし、このAffinityシリーズは日本語に対応していません(日本語のMacOSにはインストールできるけど、アプリ内のメニューやナビゲーションが全て英語)。まあ、そのくらいは英語学習だと思って乗り越えるか、どうしても無理な場合は金銭面で頑張ってAdobeにするか、という感じだと思います。特にAffinityは日本語版が無いだけでなく、リリースされて日も浅いので、マスターしてハウツーをブログ等でシェアしたらネタとしても美味しいと思うので(アクセス稼げたり、本が出せたりするかも)、そういう人がたくさん出てきて活性化したら面白いと思います。

あと、Affinityは両方ともMacにしか対応していませんが、そもそもこの記事自体がiMacの記事から連動したMacユーザー向けの記事なのでご容赦ください。また、近年MacとWindowsの性能差は無くなり、どちらでもグラフィックやイラスト作成ができますが、カラーマネジメントに関してはMacの方が優秀ですので、最低限の労力とコストで、プロのイラストレーターとしての環境を作るとしたら、こちらの記事で紹介したiMacと、今回紹介したAffinityシリーズの組み合わせが(コスパ的には)最強だと思います。

Macのカラーマネジメントの優秀さについては↓こちらの記事をご参考にしてください。

まとめ

あくまでも代替であって、Adobe最強には変わりない

というわけで、Adobeに替わるアプリを紹介してみました。トータルで1万円ちょいで更新費用もかからずにグラフィックソフトを使えるAffinityは本当に魅力的だと思います。一方で、当面Adobe CCが業界のメインストリームであり、仕事で使う上で圧倒的なアドバンテージはあることも強調したく、そういう意味でも可能な限り前回の記事で紹介した方法でデジタルハックして節約してAdobe CCに投資してほしいと思っています。それだけAdobeのスキルは業界の共通言語でもあり、イラストに限らずAdobeのアプリを使えるスキルが高ければ、いろいろな仕事の可能性も広がるからです(たとえば、僕は今すぐにでもDTPのデザイナーとして復職できるレベルのIllustratorとPhotoshopとInDesignのスキルがあり、これだけで当面は失職の不安が全くありません)。そういった長期的な視点で見ると、本気で取り組む気さえあればAdobe CCは決して高い投資では無いはずなのです(と言いつつ、僕はパッケージ版のAdobe CS6を今でも使ってますが…)

大事なのはITリテラシー

2回に分けてAdobeアプリの金額的ハードルに対するソリューションを書いてきましたが、全体を通して大事なのはITスキルだと思います。つまり、たとえば「Adobeは高い」という問題に直面した時に、ネットを使って情報を集めることができる“情報収集スキル”や、それらを読んで理解するための、“ITリテラシー”で、フリーランサーとして仕事をしていく上で、限られたリソース(時間・お金・コネクション)を最大限に活用して可能性を拡げていくためには、ただ“絵を描ける”とか“文章が書ける”というような単純スキルではなく、それらとITスキルを掛け合わせていく必要があるのです。特にイラストレーター志望の人から相談を受ける際にこの部分が弱い人が多い印象なのですが、どれだけ絵がうまくてもITスキルを駆使して情報の収集や発信をできない人はフリーとして稼ぐのは難しい時代なので(よっぽどのコネがあれば別ですが)、その点も画力向上と同じくらい重要視するべきだと思っています。

また、この辺のソリューションを見つけたらシェアしたいと思います。

sponsored link


LINEで送る
Pocket


 - Macintosh, イラストレーターになるには    -




Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

イラストレーターになるには ③ 「イラストレーターはビジネスパーソンであれ!」

「イラストレーターになるにはシリーズ」、第三弾は「イラストレーターはビジネスパーソンであれ!」と題してお送りします。 Contents1 「絵が上手い人」が、必 …

「イラストレーターになるにはシリーズ」について書いておきたいこと

前回の『イラストレーターになるには①「イラストレーターになりたかったら、デッサンをやるべし!」』からずいぶん時間が経ってしまいましたが、近々「イラストレーターに …

アップルストア・ベルリンがオープン!

今日はApple Store Kurfürstendamm Berlin(アップルストア・クアフュルステンダム・ベルリン)のオープニングでした。 sponsor …

イラストレーターになるには

Contents1 この話をシェアしようと思ったきっかけ2 補足的な内容3 こちらも合わせてお読みください この話をシェアしようと思ったきっかけ 先日、face …

【Q&Aコーナー ④】イラストレーター志望です。 どのiMacを買えば良いでしょうか?

前回のQ&Aのつづきです。 Cさんへの回答で「iMacをチョイスするのがコスパ的に良いのでは?」と提案したところ、iMac購入を真剣に検討し始めたとのご …

イラストレーターのMac環境(周辺機器編)

前回の「メインマシン編」に続き、今回は周辺機器に関してです。 sponsored link Contents1 ペンタブレットはintuos 42 外付HDDは …

【Q&Aコーナー ③】イラストレーター志望です。 どのディスプレイを買えば良いでしょうか?

久しぶりにイラスト制作の作業環境に関する質問をいただいたので、シェアしたいと思います。 ご質問者はCさん(女性・イラストレーター志望)。これからイラスト制作の環 …

MacのSSD交換後のシステムインストール方法

前回の記事では僕のメインマシンであるMacBook Pro 17″(early-2011)に新しいSSDを載せるところまでを説明しましたが、今回はそ …

今、Mac入門者がイラスト制作用に iMacを買うとしたら、この1台!

前回の記事で、先週新しく発売されたiMacについて書きましたが、今回は「これからイラストレーターになる人が、イラスト制作のメインマシンとして買うとしたら、どのi …

no image
今日、僕がMacを買うとしたら… 欲しいのはこのMac!

前回の記事の続きです。 ご質問者のCさんにはiMacをすすめましたが、参考までに僕が「今日Macを(日本で)買わなくてはいけない状況だったら、コレを買うな」って …

Macでイラストを描きたいけどPhotoshopやIllustratorは高くて買えない人に贈る2つの解決策 〜その②〜 『代替アプリとして“Affinity”を導入する』 |

フリーランス イラストレーター高田ゲンキの情報発信ブログ、『Genki Wi-Fi(ゲンキ・ワイファイ)』。

Copyright© Genki Wi-Fi , 2015 All Rights Reserved.