2014年に聴いた音楽 5選

2014年に観た映画」に続いては、今年聴いた音楽をリストアップしてみたいと思います。例によって最新のヒットチャート等とはまったく関係なく、単純に僕が今年個人的に好きだった音楽です。

Neil Cowley “Touch and Flee”

もともとJAZZが好きな僕ですが、2年前にベルリンに来てから、「好きなJAZZ」が少しだけ変わりました。というのも、アメリカ産のJAZZはベルリンの空気に合わず聴けないことが多いのです(不思議と日本では普通に聴けるんですよね)。

というわけで、いろいろとJAZZを開拓して見つけたプレイヤーの中で特にお気に入りなのが、このNeil Cowley Trio(ニール・カウリー・トリオ)です。

Neil Cowleyは、今イギリスで(というかヨーロッパで)最も注目されているロンドンのJAZZピアニストです。彼らはアメリカのJAZZとはかなり趣の異なった音楽を奏でます。簡単に説明すると「インプロヴィゼーション要素が少なく、どこかエレクトロっぽいニュアンスのJAZZ」という感じでしょうか。もっと抽象的に言うと「今っぽい」というか「ヨーロッパっぽい」感じだと思います。JAZZ好きだけど新しい空気感の音楽を聴きたいという人にオススメです。

『Touch and Flee』は今年発売されたアルバムで、このアルバムの発売後に行ったヨーロッパ・ツアーで彼らはベルリンでもライブをしたので、僕は運良く彼の生演奏を聴くことができ(しかも目の前数十センチの場所で!)、これは今年経験したことの中でもかなり印象深かったことのひとつでした。

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Pretz

Spotify(日本ではまだ解禁されていませんね…)でラウンジ系のコンピレーションを聴きまくっていた時に、このPretz名義の曲だけが妙にツボにハマったのでCDを買いましたが、なんとこれはNeil Cowleyさんでした! どうやら、Trioを結成する前に、このPretzという名義でエレクトロ/ラウンジ系の音楽をやっていたようです。どうりで、ラウンジ系のコンピの中でキーボードのテクニックが際立っていたはずだと思いました。Neil Cowley TrioのJAZZが洗練されているのも、これを聴くと納得です(ルーツという意味で)。

Fragile State(フラジャイル・ステイト)

これもSpotifyでいろいろと物色していた時にたまたま見つけて以来お気に入りのバンド?で、やはりエレクトロというかアンビエント系ですが、あとあと知ったところによると、このバンドにもNeil Cowleyさんがキーボーディストとして参加していたとのこと。たまたま気に入った音楽がことごとくNeilさんの息のかかったモノという、なんかスゴいのかスゴくないのかよくわからない連鎖でした。

黙々とイラストを描くときなどに聴くといい感じです。

Søren Bebe Trio(ソレン・ベベ・トリオ)

デンマーク・コペンハーゲンを拠点とするJAZZピアニスト、Søren Bebe(ソレン=ベべ)。Neil Cowleyと並んでヨーロッパで注目されるJAZZピアニストですが、Søren Bebeの方がソフトなピアノタッチで、曲調も全体に優しいのが特徴です。インプロヴィゼーション要素はNeil Cowley同様(一般的なJAZZと比べると)少ない印象で、どうも最近のヨーロッパJAZZのトレンドはそういう感じみたいです。

欧州JAZZだけあって、ベルリンの空気にもバッチリ馴染みます。特に春のベルリンに合うピアノだと思います。個人的にはNeil Cowleyは旧東ベルリン地区、Søren Bebeは旧西ベルリン地区に合うと思っています。

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Karma “Late Night Daydreaming”

Karmaという謎の多いバンドですが、これもSpotifyで見つけ、気に入ったのでドイツのAmazonで買いました。日本では音源入手は不可能みたいですが、非常にカッコいいです(ただ現在は活動してないみたいです)。


目次

まとめ

以上、2014年に聴いた音楽を紹介してみました。

どれもとてもクールなので、是非聴いてみてくださいね!


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