ベルリン・フィルハーモニー鑑賞記 ②

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こんにちは。音楽大好きの高田ゲンキ( genki119)です。

僕はベルリンに来て以来、もともと好きだったJazzやロック以外に、クラシックやラウンジやChill outなど(あと、すこしだけクラブミュージックも)を聴くようになり、先日もベルリンフィルを楽しんできた記事を書きましたが、またまた先日素晴らしい機会に恵まれました!

10月12日のこと、当ブログのコメント欄に一件のコメントが寄せられ、「明日のベルリンフィルのチケットが2枚余ってしまったので、良かったら無料で譲りますが、都合はいかがでしょうか?」とのこと。13日の予定を確認したところ、夜は空いていたので即レスで「いただきたいです!」と書き込み、そこからメールでやり取りをさせていただき、当日開演前に会場でチケットをいただいて夫婦で楽しんできました!


目次

⬇こちらのコンサートに行ってきました。

 ベルリン・フィルハーモニー鑑賞記 ② ベルリン ベルリン観光 音楽

クリックでベルリンフィルのサイトの該当ページに飛びます

いただいたチケットはこちらのコンサートのもの。前回のコンサートで、オーケストラにおける指揮者の存在の重要性を理解したので、「それならばラトルの指揮を是非見てみたい」と思っていたのですが、まさかこんなに早くその機会を与えられるとは思っていませんでした。ちなみにこれは5夜連続、ラトル指揮でベートーヴェンのコンサートが開催されたうちの1日でした。

僕らが行った日の曲目はレオノーレ序曲1番とベートーヴェン交響曲2番・5番で、5番はおそらく最も有名なクラシックの曲目だと思います(ジャジャジャジャーン!ってヤツです)。ベルリンフィルによるラトル指揮のベートーヴェン交響曲5番が見れるなら、これはもう行くしか無い!(しかも無料!)と思い、ありがたくチケットを譲っていただいて聴きに行ってきました。

コンサートの感想

クラシックの中でも僕は今まで実はベートーベンには興味がなかったのです。CDとかで聴く分には音が大雑把すぎるというか勢い重視すぎる音楽のような気がして、もっと細かい音の構成を楽しみたいと思う気持ちが強かったからなのですが、今回ベルリンフィルのベートーベンを聴いて思ったのは、一流の奏者たち(+ 指揮者)が一体となって、オーケストラ全体がひとつの楽器のようにまとまって会場全体の空気の振動を使い切るという意味では、ベートーベンの曲以上の物は無いのかもしれないということでした。それほどベルリンフィルによるベートーヴェンのグルーヴは凄まじく、また音のレンジも繊細なフレーズからハードロックも顔負けの大迫力のダイナミズムまで活かしきる演奏は圧巻でした。

とにかく、素晴らしい演目を世界一のオーケストラと指揮者の演奏で聴くことができ、感無量の夜でした。

 ベルリン・フィルハーモニー鑑賞記 ② ベルリン ベルリン観光 音楽

コンサートが終わったところを僕の席から撮りました。ご覧のとおり、かなり良い席でした!

 ベルリン・フィルハーモニー鑑賞記 ② ベルリン ベルリン観光 音楽

最後にラトルがもう一度現れて観客からは大きな拍手が

関連動画

⬇ラトルの指揮ではありませんが、ベルリンフィルによるベートーヴェン交響曲5番の動画

⬇僕が行ったのとは別の日ですが、ラトル指揮によるベートーベン

ベルリンフィルのデジタル配信が素晴らしい

ちなみに、⬆でも少しベルリンフィルの動画を紹介しましたが、これらはベルリンフィルの公式Youtubeアカウントによるもので、各コンサートを全編鑑賞したい場合は動画からベルリンフィルの公式ウェブサイトに行き有料で楽しむことができます。また、録画の配信だけでなく、リアルタイムのデジタル配信なども行っており、ベルリンフィルの伝統を受け継ぎつつも、こうしたテクノロジーを柔軟に取り入れている姿勢が何とも素晴らしく、自由なベルリンという街ならではだと思わされます。

柔軟と言えば、こんな動画も見つけました⬇。ラトル指揮によるベルリンフィルのスター・ウォーズのテーマ曲の演奏です。

チケットを譲ってくださった中釜さんについて

 ベルリン・フィルハーモニー鑑賞記 ② ベルリン ベルリン観光 音楽

ベルリンフィルのコンサート会場にて、中釜さんと

コンサートのあと、チケットを譲ってくださった中釜さんご夫妻と少しお茶をすることができました。いつも当ブログを読んでくださっているそうで、感想やご意見等いただくこともでき、貴重な時間でしたが、その際に聞いた中釜さんのベルリンの滞在の方法は特に興味深いものでした。

中釜さんご夫妻は東京にお住まいの会社員ですが、年に1〜2度ほどお二人でベルリンにいらっしゃるそうで(僕のブログもベルリンの情報を検索していて見つけたそう)、その目的は「ベルリンフィルのコンサートを鑑賞するためのみ」とのこと! そのため、ベルリン・フィルハーモニーの目の前のホテルに1週間ほど滞在して、ホテルとベルリンフィルの往復がメインの滞在だそうです。食事も現地のレストランよりも自炊の和食が好きなので、炊飯器から日本のお米まで持ち込んで、キッチン付きのホテルで自炊中心の生活をされているそう。それでも飛行機もコンサートもチケットをご自身で手配しているので「普通にツアー等で旅行するよりもはるかに安く実現できる」とのことです。

インターネットと英語を使えれば、自分自身で好きなように旅や滞在をコーディネートして、しかも業者に頼むよりも安く実現できるんですね〜。中釜さんの滞在方法を聞いて、改めていろいろな可能性を感じました!

とにかく、コンサートチケットをいただけた上に、普段ブログを読んでいただいている中釜さんに直接お会いできてお話を伺えて、「本当にブログやってて良かったなー!」って思いました。中釜さん、本当にありがとうございました。またベルリンでお会いしましょう!


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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 初めまして。

    ちょうど先日ヴィムベンダースの、邦題「もしも建物が話せたら」
    という映画でベルリンフィルが紹介されていていました。
    以前の記事で高田さんが仰っていたとおり、
    コンサート会場自体が一つの楽器のようなものなのだと
    この映画でも語られていました。

    ドイツのレポート、これからもたのしみにしています&
    これからライフハッカーでも連載を読めると聞いて嬉しいです。

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