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ベルリン観光2日目。
この日は主に旧西ベルリン地区をまわりました。
カフェ ギャルソン(Garçon)
3人で我が家から近い場所にあるお気に入りのフレンチ・カフェ「ギャルソン(Garçon)」で朝食を。ここのクロックマダム(目玉焼きが乗っているクロックムッシュ)は絶品です。
KaDeWe(カー・デー・ヴェー)
ギャルソンから歩いて5分の、ファーベリナー・プラッツ(Fehrbelliner Platz)駅から地下鉄U3に乗って、ヴィッテンベルク・プラッツ(Wittenbergplatz)で降りると、目の前に大きなデパート(KaDeWe)があります。僕らは観光目当てというより、ちょっと用事があって立ち寄ったのですが、ここも観光客に人気のスポットなので、ついでに店内をブラブラして楽しみました。
特に、最上階の食品売り場と、さらにその上のレストランのフロア(⬇写真)はなかなか楽しめます。
ちなみに「KaDeWe」という名前ですが、
西のデパートKaufhaus des Westernの頭文字を取ったもの。1907年、当時新興のベルリン西地区に建てられたことからこう名付けられた。
引用元:ベルリンガイドブック(中村真人 著)
とのこと。
[map zoom=”15″ addr=KaDeWe]KaDeWe[/map]
カイザー・ヴィルヘルム記念教会
KaDeWeを出て、ユニクロ・ベルリン店を冷やかしつつタウエンツィエン通りをクーダム方面にカイザー・ヴィルヘルム記念教会まで歩きました。
カイザーヴィルヘルム教会も観光名所として有名な場所。廃墟の塔は最近まで改修のためにパネルで覆われて、その姿が見れませんでしたが、幸いつい先日パネルの大部分が取り外されて、その全貌を数年ぶりに見れるようになりました(僕はベルリン歴1年半ほどなので、初めて)。
カイザー・ヴィルヘルム記念教会についても中村さんの「ベルリンガイドブック」より説明を引用させていただきます。
華やかなショッピング街にあって、カイザー・ヴィルヘルム記念教会は、人々に何かを語りかけるように廃墟のまま建ち続けている。ネオロマネスク様式のこの教会は、ドイツ帝国の初代皇帝、ヴィルヘルムー世を称えるため1895年に造られたものだ。
1943年11月23日の連合軍の爆撃によって、教会は一夜にして廃墟と化した。戦後、破壊された教会を取り壊すか保存するかで激しい議論が繰り広げられたが、結局、戦争への警告碑として廃編の主塔部を残し、新たに八角形の教会と六角形の鐘楼がその周りに建てられることになった。廃墟となった古い教会には、創建当時の天井のモザイクが一部残っており、かつてどれほど壮麗な教会だったかを想像させてくれるこ1961年に完成した新しい教会にも入ってみよう。濃いブルーのステンドグラスが息を飲むほど美しい。
引用元:ベルリンガイドブック(中村真人 著)
そういうわけで、我々も教会の中へ。
欧州では、カイザー・ヴィルヘルム記念教会のような観光名所として有名な教会に限らず、多くの教会が会堂を開放して、誰でも自由に出入りできることが多いので、僕らは旅先などでも教会を見つけると中に入って、会堂でしばしの静かな時を過ごすのが好きなのです。僕自身がクリスチャンだからというだけの理由ではなく、教会の礼拝堂の厳かな空気は、誰にとっても日常の喧噪からひととき逃れ、自分と(そして神と)向き合う時をもたらせてくれるものだと思います。
[map lat=”52.504851″ lng=”13.335061″]Kaiser Wilhelm Memorial Church[/map]
戦勝記念塔(ジーゲス・ゾイレ)
カイザー・ヴィルヘルム記念教会近くの、Breitscheidplatzから100番バスに乗り、Großer Sternで下車して戦勝記念塔(ジーゲス・ゾイレ)へ。
285段の階段を上っていくことになるが、頂上にたどり着いたときの解放感を思うと、苦労して上る甲斐はある。ティーアガルテンのど真ん中に位置するので、夏に上ると緑の海の中にいるような錯覚に陥るかもしれない。高さは69mある。
引用元:ベルリンガイドブック(中村真人 著)
というわけで、我々も登ってみました。
本当に緑の海の中にいるようですね。ここは何回登っても感動します(何回登っても息があがりますが)。
入場料 :3ユーロ
開場時間:月〜金 9:30〜18:30/土日 9:30〜19:00(夏期)
[map lat=”52.514510″ lng=”13.350098″]戦勝記念塔[/map]
ライヒスターク
ふたたび100番バスに乗り、Platz der Republikで降りてライヒスタークへ。ライヒスタークはドイツの国会議事堂ですが、手前に広大な芝生があり、たくさんの人たちが寝そべったり、ダンスの練習をしたり、犬の散歩をしたり、フラフープをしたり…と思い思いに過ごしていて、何とも自由でいい雰囲気なのです。
ドイツの生活において印象的なことのひとつが「国民と政治の近さ」で、ドイツの人は政治に非常に関心が深く、一見チャラチャラした若者も、テレビやインターネット番組のインタビューなどで突然政治に関する質問を受けても、しっかりとした自分の意見を語ったりするのを目にしますし、パブでビールを飲みながら語る男たちの話題も政治の話が多いそうで、「親しい間柄でも、政治の話はタブー」とされがちな日本とは、ずいぶん違った状況なのです。そういった国民性だからこそ政治に国民の意思も反映されやすく、良い関係を築けていると言えます。厳格なライヒスタークのたたずまいと、その手前の人々の自由な過ごし方のコントラストは、そのようなドイツ社会のひとつの象徴のようにも思えました。
折しも、この日の前日のニュースで、来年度のドイツの予算案で新規国債発行がゼロになる、という記事を見たばかりだったので、それについて思いを巡らせながら、この広大な芝を歩きました。
▷ドイツがとうとう国債の新規発行がゼロに。日本は何を学ぶべきか
[map zoom=”15″ addr=Reichstag Building]Reichstag Building[/map]
ブランデンブルク門
ライヒスタークから歩いてすぐの場所にあるブランデンブルク門。大道芸人たちや多くの観光客でにぎわうブランデンブルク門を見ると、かつてベルリンが壁で東西に分断されていた時代は関所として機能していたのが嘘のようです。
(ブランデンブルク門は)ヒトラーの人城、第2次世界人戦の敗戦、突然の壁建設から崩壊にいたるまで、すべてを目撃してきた。この門には、ベルリンの悲喜が詰まっている。
引用元:ベルリンガイドブック(中村真人 著)
ストリートフード・サーズデイ(Street Food Thursday)
この日の夕飯は「ストリートフード・サーズデイ」へ。名前のとおり、毎週木曜日にマルクトハレ・ノインという屋内マーケットで開催されているフードマーケットで、数えきれないほどのブースに所狭しと世界各国の料理たちが並び、人々がひたすら食を楽しみながら楽しいときを過ごす場所です。ここに来るたびに、ベルリンの人たちは「本当の豊かさ」をつくづく知り抜いているな…と感心と感動を覚える場所なのです。
僕らはお目当ての「Big Stuff Smoked BBQ」というお店のPork Belly sandwichをいただきました。これがウマいんス!!
写真を撮り忘れたので、ベルリンのブロガーさんのリンクを貼っておきます。
Big Stuff Smoked BBQ at Markthalle IX Berlin | andBerlin
ストリートフード・サーズデイ 木曜 17:00~22:00
[map lat=”52.502223″ lng=”13.431777″]マルクトハレ・ノイン[/map]
3日目につづく
⬇オススメのベルリン観光書
⬇関係ないけど…
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