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ベルリンからこんにちは。自転車オタクの高田ゲンキ( genki119)です。
ところで、最近ちょっとおめでたいというか嬉しいことがありまして、ワーキングホリデーでベルリンに滞在して一緒に暮らしていた妹が、なんとドイツで就職(正確に言うとAusbildungというドイツ独特の職業教育)が決まったんです。それに関しての詳細はベルリンのライター、wasabiさん(wasabi_nomadik)がインタビュー記事にしてくれているので関心がある人は読んでいただきたいんですけど…(⬇こちら)、
それに際して、新しい環境の通勤手段として自転車が必要になったので、今日は妹と“ドイツ最大の自転車屋”に行ってきました!
ドイツ最大の自転車屋、“Stadler(シュタッドラー)”
自転車屋さんの名前は“Stadler(シュタッドラー)”。ベルリンのSバーン・Storkower straße駅の目の前にあります(地図は本記事の最後に貼っておきます)。
駅から出て歩いていくとお店が見えてきますが、とにかくでっかいです! 古い倉庫をリノベーションした店舗はデザインもかっこ良くて、テンション上がります。看板の店名の下には“Größtes Zweirad-Center Deutschlands(ドイツ最大の二輪車センター)”と書いてあります。
入口。「Herzlich willcommen(ようこそいらっしゃいませ)」と書いてあります。自転車好きの僕は、この時点でいつもワクワクです。
とにかく店内は広くて自転車がいっぱい!
お店に入ると、その広さに圧倒されます! 学校の体育館の何倍もある広大なスペースに、見渡す限りの自転車。
天窓からの光で店内が明るくて良い感じです。
自転車だけではなく、パーツも充実の品揃え!
タイヤも各種サイズがズラーっとそろってます!!
サドルだけでもこの数!!
ヘルメットも!(ちなみにこのヘルメットは買いませんでした)
なんと店内で試乗もできる
Stadlerがすごいのは広さと品揃えだけではありません。なんと、広い店内で自由に自転車の試乗ができるのです!
お客さんは、気になる自転車があったら自由に売り場の台から下ろして、店内をグルグル走り回ることができます。というわけで、売り物の自転車に見とれて歩いていると試乗している人に轢かれそうになります。なかなか命がけの物色ですが、それはそれで楽しいのです(その証拠に、みんな笑顔です!)。
僕も試乗してみた!
というわけで、せっかくなので僕も試乗してみました!
いやぁ〜、たのしいなあ! もう、ホント自転車が大好きなんですよね。
そして購入!
いろいろ見てまわりましたが、結局最初に目をつけた自転車を購入しました。
このモデルです。お値段は…
今日(2015年8月11日)の為替レートだと日本円で27,000円ほど。ドイツでは“イオンの1万円自転車”とかは無くて、こういうタイプの自転車が50,000円くらいすることが一般的なので(そのかわり非常に丈夫で、みんな何十年も直しながら大事に使う)、これはかなり安い方なのです。しかもカゴがついていて(ドイツではカゴ付きの自転車は日本ほど一般的ではない)、7段変速で、前後のライトもベルも着いているので文句無しです! 実は以前からこの商品をStadlerのオンラインショップで目をつけていましたが、試乗をしてみて妹の身長でも乗れることが分かったので、これに決定しました。
(ちなみにStadlerのオンラインショップはこちら)
購入の手順
① 店内中央のカウンターでオーダー
欲しい自転車が決まったら、まず店内中央のカウンターでオーダーします。ここで明細等の書類を作ってもらいます。その後すぐに自転車をもらえるのかと思ったら、「これから整備をして1時間後に引き渡しだから、その時間に店内の奥にあるインフォメーションに行ってください」と言われました。「すぐに欲しいから、整備はしなくていいから今引き渡してもらえないのか?」と聞くと「それは絶対ダメ。急ぎの用があるなら今日は帰って、明日引き取りにきても良いんだよ」とのドイツ人らしい返答(笑)。僕はドイツ人のこういう気質が大好きです。というわけで諦めて1時間待つことに。
② お店の入口にあるレジでお会計
待ち時間の間にレジで先に支払いを済ませます。支払い自体は自転車を引き取った後でも良いそうです。その後しばらく時間が余ったので、店内をぶらぶらしたり、併設されているサブウェイでサンドウィッチを食べたりして時間をつぶしました。
③ 店内奥のインフォメーションで自転車を受け取る
1時間後、書類を持ってインフォメーションに行くと、ちゃんと整備された自転車を渡してくれました。確かに考えてみればいろんな人が試乗した自転車なので、最後にちゃんと整備をしてから買い手に渡してくれるのは誠実な対応と言えます。そして、最後にもう一度レジを通過する際に書類と自転車を見せて、自転車についている盗難防止ブザーを外してもらって全ての行程が完了です。
自転車、ゲットだぜ!
というわけで、自転車ゲットしました!
この後、ならし運転(?)も兼ねて、僕が7kmの道のりをこいで家まで帰りましたが、200ユーロと思えないほど快適な自転車で、僕も近場の買い物用に欲しくなっちゃいました。
ちょっと高いけど新品を買う理由
そういうわけで、今回はベルリンで新品の自転車を買ってみましたが、意外とベルリン在住の日本人で自転車を新品で買う人は少なく、多くの場合は他人から中古のものを買ったり、蚤の市などで中古の自転車を買うケースが多い印象です。その主な理由は金額で、確かに中古であれば100ユーロ以下で手に入ることもあるのですが、僕はよっぽど予算に限りがあるわけでなければ新品を買う方が良いと思っています。
新品を買う理由 ①:新品の方が結果的に安く済む
購入額だけで比較すれば確かに中古品の方が安いのですが、僕が知る限り中古品(特に個人から買うもの)で適切な整備がされていたものはほとんど無く、そういう自転車は乗り心地も悪く、また、結局購入後に購入額以上の金額をかけて部品を交換したり整備を依頼する必要が出ることがあります。
新品を買う理由 ②:お店で買うとアフターサービスがある
お店で買うとアフターサービスが受けられるのも大きなアドバンテージです。ちょっと自転車が調子が悪くなったときに、自分で直すスキルや工具が無くても、買ったお店に持ち込めば相談に乗ってもらえるのは安心です。
新品を買う理由 ③:出所のわからない中古自転車は盗難品の可能性も
また、これはベルリンに住むドイツ人の友人のケースですが、蚤の市で買った自転車があとから盗難品だと判明して警察に押収されてしまったことがあるそうです。結局彼は自分が合法的に蚤の市で購入したことを証明して返却してもらえましたが、その間数ヶ月は自転車なしの生活を余儀なくされたそうです。取り返せたのも、彼自身がドイツ人だったからであって、ドイツ語の堪能ではない移住者が同じケースに遭ってしまったら泣き寝入りをするしかなかったと思います。
まとめ
ドイツを始め、ヨーロッパは自転車文化が盛んで、特にベルリンは街全体が平らで起伏が少ないのでサイクリングを楽しむにも非常に良い環境です。電車やバスなどのインフラも整っていますが、是非良い自転車をゲットして、快適な自転車ライフを送りましょう!!
また、旅行者向けにレンタサイクルも充実しているので、ツーリストはそういうサービスを上手く利用してベルリンでサイクリングを楽しむのも楽しいと思います。近々、ベルリンのレンタサイクルについても書きたいと思います。
以上、“ドイツ最大の自転車屋”で自転車を買ったレポでした!
ちなみにこの妹、昨年オーストリア人男性と結婚して、現在はウィーン郊外の街でワイン農家と小さなレストランを夫婦でやってます。そのうち、このブログで紹介したいと思います。
Stadler店舗情報
Stadler (旧東ベルリン)
[map addr=”August-Lindemann-Straße 9, 10247 Berlin”]Stadler[/map]
住所 | August-Lindemann-Straße 9, 10247 Berlin |
営業時間 | 月〜木 10:00〜20:00 / 金・土 10:00〜21:00 |
定休日 | 日曜日 |
Stadler “Zweirad-Center” (旧西ベルリン)
[map lat=”52.511957″ lng=”13.278375″]Stadler “Zweirad-Center”[/map]
住所 | Königin-Elisabeth-Strasse 9-23, Kaiser’s, 14059 Berlin |
営業時間 | 月〜木 10:00〜20:00 / 金・土 10:00〜21:00 |
定休日 | 日曜日 |
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