[quads id=5]
こんにちは。アニメが大好きな高田ゲンキ( genki119)です。
数日前にTwitterで#絶対に観て損は無いアニメ紹介というハッシュタグが流行っていたので、僕も挙げてみました。イラストレーター目線で、いわゆるマジョリティのアニメファンとは異なったラインナップになったのではないかと思うので、シェアしたいと思います。僕みたいなタッチのイラストやマンガを描く人にとっては、絵の参考になるアニメばかりなので(実際、僕のイラストは他のイラストレーションや絵画よりもアニメーションから影響を受けている部分が大きいと思います)、そういった視点で見るものアリだと思います。
ベルヴィル・ランデブー
僕がイラストレーターとして独立した2004年に映画館で観た映画です。たまたま深夜テレビのCMで目にした今まで観たことの無い世界観と絵の上手さに圧倒されて、新宿の紀伊國屋サザンシアターまで観に行き、その後しばらく日本ではDVDが発売されなかったので、海外から取り寄せて繰り返し観たほどハマりました。2004年〜2005年はイラストの仕事が急激に増えて嬉しい反面、慣れなくて時間がかかってしまい連日睡眠不足で半年間休み無くイラストを描き続けたり…と過酷な時期だったんですけど、そんな時にはこの『ベルヴィル・ランデブー』を観て、「シルヴァン・ショメ監督みたいに楽しんで絵を描いてやる!」と士気を高めたものでした。
イリュージョニスト
『ベルヴィル・ランデブー』のシルヴァン・ショメ監督の第2作目の長編アニメ映画。前作がどちらかというとドぎつい世界観だったのに対し、こちらはフランス人らしいカリカチュアはあるものの、全体の世界観はもっともの静かで厳かです。スコットランドのエディンバラ(ここにショメ監督のスタジオもある)が舞台ですが、とにかく背景描写の美しさが秀逸です。
アイアンジャイアント
ピクサーの『Mr.インクレディブル』や、トム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル 4 / ゴースト・プロトコル』の監督として知られるブラッド・バードが最初に手がけた長編アニメ映画。これを楽しめない男性はいないんじゃないかと思います。2Dと3D技術の融合も絶妙。予算や時間が限られた条件下での制作だったそうですが、とてもそうは思えません。キャラの設定やストーリーはどこか『Mr.インクレディブル』や『ミッション・インポッシブル 4 / ゴースト・プロトコル』にも共通するところがあって、ブラッド・バード節のルーツを感じます。
次回は日本のアニメを紹介したいと思います(2016年9月8日・日本編をアップしました)。
コメント