今回はMacでデスクトップ上のファイルやフォルダを非表示にする方法について説明します。
よく、「パソコンのデスクトップはきれいに整理するべき」と言われますよね。しかし、これ実際にやろうとしてもなかなか大変です。なぜなら、例えばMacの場合自分で気をつけて整理していても、スクリーンショットなどが知らないうちに溜まっていくからです。
僕も、Macのファイル管理は徹底しているので、デスクトップには一切データを保存しませんが、スクリーンショットなどのデータがいつの間にか増えているので、これを自力で整理し続けるのは非効率です。
整理できないなら表示しなければ良い
しかしこの問題、意外と簡単に解決できます。そう、どうせ整理できずどんどん汚れていくなら、そもそもデスクトップにファイルやフォルダを表示させなければ良いのです。
「そんな事できるの?」と思うかもしれませんが、これは簡単にできます(次項で方法を説明します)。
そして、「表示させなくても問題ないの?」と思うかもしれませんが、全く問題ありません。というのも、デスクトップに表示されているファイルやフォルダはデータそのものの実体ではなく、「デスクトップ」というフォルダ内にあるファイルやフォルダのショートカット(エイリアス)なのです。だから、デスクトップを非表示にしても、その本体であるデスクトップフォルダ内には変わらずファイルやフォルダが存在することになり、そのフォルダにアクセスすれば、これまでと変わらずにファイルにアクセスできるのです。
デスクトップ上のファイルやフォルダを非表示にする方法
Macのデスクトップのファイルやフォルダを非表示にするには、ターミナルというアプリケーションを使います。
ターミナルはアプリケーションフォルダの中のユーティリティという名前のフォルダ内にあります(ショートカット⌘
+ shift
+ U
でもアクセスできます)。
ユーティリティフォルダのターミナルをダブルクリックで開きます。
すると⬇こんなウィンドウが開きます。
そのまま、
defaults write com.apple.finder CreateDesktop -boolean false
…と入力し(⬆をコピペしてください)、
次に、
killAll Finder
…と入力します(⬆をコピペしてください)。
⬆こうなればOKです。
作業はこれで完了です。
作業が終わったら、⌘
+ Q
でターミナルを終了して、デスクトップを確認しましょう。
成功していれば⬆こんな感じにデスクトップがスッキリしているはずです!
ファイルやフォルダが消えてない場合は、コマンドの入力が間違っている可能性があるので、もう一度やり直してみてください。
デスクトップフォルダにアクセスするには
このコマンドでデスクトップのファイル非表示を有効化すると、それ以降もデスクトップに保存したファイルがデスクトップ上に表示されなくなります。しかし前述の通り、これはファイルが存在しないのではなく、ファイルのショートカットがデスクトップに表示されなくなっただけなので、デスクトップフォルダにアクセスすればこれまで通りにファイルやフォルダにアクセスすることができます。
デスクトップフォルダには、Finderウィンドウのサイドバーの「よく使う項目」の中の「デスクトップ」をクリックするか、Finderで
⌘
+ shift
+ D
…というショートカットでアクセスできます(ショートカットが断然オススメです)。
デスクトップのファイルやフォルダを表示させたい場合は
非表示にしたものの、「やはり表示させたい」と思った場合は、非表示にする手順のSTEP2までと同様にターミナルを開いて、
defaults write com.apple.finder CreateDesktop -boolean true
killAll Finder
…と入力してください。再びデスクトップにファイルが現れるはずです。
まとめ
以上、Macでデスクトップ上のファイルやフォルダを非表示にする方法を説明してみました。
ターミナルを使う作業は慣れないとちょっとドキドキしますが、一度やってしまえば半永久的にきれいなデスクトップが維持できるので、是非チャレンジしてみてくださいね🤓
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