こんにちは。映画大好き、高田ゲンキ( genki119)です。
先日、突発的に上映中の『ミッション・インポッシブル5』が観たくなって、ベルリンの中心地、ポツダマープラッツのソニーセンター内にある映画館「CineStar(シネスター)」に行ってきました。
考えてみれば、ベルリンに来て3年近く経つのに、ちゃんとした映画館で映画を観たのはこれが初めてでした(Open Kinoという屋外映画は行ったことありましたが)。特別理由があったわけではなくて、やっぱり慣れない場所での生活に余裕が無くて映画どころではなかったんだと思いますが、もう少し現実的な理由として「ドイツの映画館はドイツ語吹き替えが多い」のと「なんとなく映画館のシステムが複雑そう(日本と違いそう…)、というビビリがあった」というのもありました。その点、このCineStarはチケットを取る手順も簡単だし、映画も吹き替えではなくオリジナルの英語バージョン(字幕無し)なので、ドイツ語が理解できない外国人にも優しい映画館なので(ただしウェブサイトはドイツ語のみ)、今回はその利用法をシェアしたいと思います。
Sony Centerってこんな場所
ちなみにCineStarがあるソニーセンターという施設は、観光客も集まる有名な場所で、その名の通りソニー(その他ダイムラー社等)の出資で建設された施設です(ただし、現在は売却されてソニーの所有ではないらしい)。⬆すごい建築ですよね! ポツダマープラッツ自体は観光するにはそれほど面白い場所ではないんですけど、それでもソニーセンターを始めとするベルリンの壁崩壊後に一気に立ち並んだ現代建築群は一見の価値があると思います(歩いてブランデンブルク門とかベルリンフィルにも行ける場所ですし)。
CineStarの映画チケットの入手法
では、映画チケットの入手法を説明したいと思います。
CineStarのウェブサイトで上映中の映画をチェック
⬆サイトに飛んでMenü(メニュー)から“Kinoprogramm(キノ・プラグラム = 映画上映情報)”をクリックすると、上映中の映画一覧と、上映時間が表示されます。
たとえば、ミッション・インポッシブルを観たい場合は、⬆こういう表示の時間の部分をクリックします。
座席を指定
すると、⬆こんな画面になります。
① 画面右下のAnzahl(数)の部分で、座席の種類と人数を指定する
右下の部分で座席と人数を指定します。
Erwachsener – Parkett | 大人(前方席) | 7ユーロ |
Kinder unter 12 Jahren – Parkett | こども(前方席) | 5ユーロ |
Erwachsener – Loge | 大人(後方席) | 8.5ユーロ |
Kinder unter 12 Jahren – Loge | こども(後方席) | 6.5ユーロ |
② 座席の場所を指定
右下のエリアで人数を指定すると、座席の画面がアクティブになって空いている座席を指定できるようになります。画面の大きさに対して奥行きの狭い劇場なので、1.5ユーロをケチらずに後方席にすることをおススメします。座席の指定方法はWebでの飛行機の座席変更と同じ感じの要領です。
③ 右下のresevieren(リザーブ)をクリック
右下の“reservieren(リザーブ)”ボタンを押して座席の予約を完了させます。“kaufen”にすればオンラインで決済までできますが、予約だけにしておいた方が急用で行けなくなる場合などにフレキシブルに対応できるので、僕はresevierenの方が便利だと思います。
クリックすると、連絡先(メールアドレス)と名前を記入するページが開くので、そこで記入して送信すれば予約完了です。数分で予約完了のメールが送られてきて、そこに予約番号等が記載されているはずです。
CineStarの窓口で支払いをしてチケットを受け取る
あとは、上映時間に間に合うようにCineStarに行って、カウンターでメールを見せると処理をしてくれて、支払いを済ませるとチケットを発行してくれます。あとは指定された劇場に行くだけ。
どうですか? めちゃくちゃ簡単だと思いませんか?
ドイツのシネコンは日本とあまり変わらなかった
入場して少し時間があったので、飲み物とポップコーンを買ってホールで待ちました。シネコンの雰囲気は日本と割と似てると思いました。内装はドイツのほうが少しシックかもしれませんが。
日本と違ったのはポップコーンのサイズ! いちばん小さいサイズなのに日本のXXXLくらいのサイズで、二人で映画を観ている間じゅう食べてましたが食べきれませんでした。
余談:ドイツの映画は上映前の広告がやたらと長かった!
ちなみに僕らは夜7時50分上映開始の回だったんですけど、驚いたことに本編が始まったのは8時半で、それまでの40分間は広告を流していました。なぜそんなに長いかというと、ここが日本と違うところで、最初の15分くらいはアイスとか軽食のCMなんです。その後一度劇場の照明が点灯して、画面に「今のうちに売店でアイスを買おう!」みたいなキャッチといっしょにアイスの静止画が10分間くらい映し出されるんです。
⬆こんなかんじです。Kuse Eis-pauseは「アイス小休止」みたいな意味だと思いますが、始まってもないのに「小休止」って!…とひとりでツッコミ入れてました。
で、アイス小休止が終わると、やっと日本と同じような映画上映予告CMが始まり、それが終わるとようやく本編開始です(笑)。
劇場に入ったとき「やけに人が少ないな〜」と思ったのですが、この「アイス小休止」が終わるころから徐々に人が入ってきて、本編が始まるころにはそれなりに席が埋まっていました。みんな心得てますね…。僕も教訓を活かして、次回からは30分くらい遅く行こうと思いました!
まとめ
以上、ドイツで初めて映画館に行ったレポでした。
案ずるより産むが易しという言葉のとおり、やってみると案外なんでも簡単だったりしますよね。これからもどんどん新しい経験をして行きたいと思います。
ちなみに、この日観た『ミッション・インポッシブル5』に関しては、次の記事で書きたいと思います。
CineStarの場所
[map lat=”52.510094″ lng=”13.373381″]Sony Center[/map]
CineStar Original|Potsdamer Straße 4, 10785 Berlin
コメント
コメント一覧 (4件)
高田ゲンキさん初めまして。
ブログはいつも拝見しております。
毎度情報ありがとうございます。
ベルリンフィル聴くために、ベルリンを今週の土曜日までソニーセンター前のホテルに泊まっております。
さて、10月13日20時開演ラトル指揮ベルリンフィル、ベートーヴェン交響曲2番5番のチケット2枚あります。席は114ユーロと80ユーロでバラバラです。5番は「運命」ダダダダーンご存知ですよね。
奥様といかがですか?いえいえお金は一切いりません。(なんだか喪黒福造風^_^)。
私達夫婦は、ちょいと高い席に移りましたので、
要らなくなりました。
今日から5日連続のベルリンフィルベートーヴェンZyklusの為に来ました。
お聴きになりないなら、メールお待ちしております。
中釜圭一
中釜さま
コメントありがとうございました!
先ほどメールを返信しましたが、届きましたでしょうか?
是非譲っていただきたいので、よろしくお願い致します。
ラトルのコンサート、楽しみです!
高田さんのブログ拝見し、シネスタ行ってみたいと思い、本日何か良いのがないかなとホームページ見てみました。
すると、日本では2016年1月公開のマッドデイモン主演「オデッセイ」の3Dやってるじゃありませんか。
早速、シネスタのホームで13時30分の予約入れて、チケット売場のオネーさんにメール見せてチケットゲット。3Dメガネはチケット代とは別に1つ1ユーロかかります。当然持ち帰りできます。
アイスの宣伝で、会場が途中で明るくなり、高田さんの書いてあることはこれかと、思わず笑ってしまいました。
映画の内容?ネタバレするので、やめておきます。では明日、待ち合わせ場所でお会いしましょう。
中釜さん
シネスターに行かれたんですね!
あのアイスのCM、おかしいですよね…(苦笑)
オデッセイ、僕も気になっていました。是非近々行ってみたいと思います。
マットデイモンと言えば『ボーン・アイデンティティ』シリーズが好きなのですが、シリーズ2作目の『ボーン・スプレマシー』はロケ地がベルリンで、ベルリンの景色がたくさん出てくるので気に入っています。もし未見でしたらチェックしてみてください。
リドリー・スコット監督は、やっぱり『ブレード・ランナー』が好きですね。続編が決定したので、公開が今から楽しみです。
ではでは、今晩お会いしましょう。楽しみにしています!!