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僕の音楽遍歴

Blues(ブルース)

サザン・ロックを聴き深める中で、自分がサザン・ロックのどの要素に強く魅かれるのかが徐々に分かってきました。それは「ブルース的要素」でした。そういうわけで、僕はロックと並行してブルースを聴くようになりました。

特にロックよりブルースに傾倒する理由となった要素は、インプロヴィゼーション(アドリブ)です。ロックにはそれほどアドリブ要素がありませんが、ブルースは毎回違うフレーズを自由に弾いて、ミュージシャン同士が会話をしているような音楽なので、僕も「会話をするようなプレイをしたい」と思うようになり、ブルースギターを練習し始め、自分が目指すスタイルのブルースを見つけるために、たくさんのブルースを聴きました。

ブルースギターで最も有名なのは、おそらくエリック・クラプトンですが、僕がいろいろ聴いた中で最も好みだったのはStevie Ray Vaughan(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)でした。

Stevie Ray Vaughan(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)

スティーヴィー・レイ・ヴォーンのブルースは、かなりロックに近いサウンドでノリが良く、かつスティーヴィー・レイ・ヴォーンの曲や奏でるフレーズもさることながら、速弾きなのに音の粒がきれいな点が僕を惹き付けました。一時期は、「スティーヴィー・レイ・ヴォーンの故郷のテキサスに行って、ブルースの修行をしようか…」と本気で考えたほどでしたが、とにかくCDをすり切れるほど聴いたり、教則ビデオを買ってきて何回も繰り返し見たりしてスティーヴィー・レイ・ヴォーンのギターを完全にコピーするほど弾きまくり、それはそのまま僕のブルースのアドリブに活きました。

AOR(Adult Oriented Rock / Audio Oriented Rock)/Jazz Rock

The Doobie Brothers (ドゥービー・ブラザーズ)

ブルースと同時に依然としてサザン・ロックをいろいろと聴いているうちにドゥービー・ブラザーズに出会いました(正確にはドゥービーはサザンロックには定義されず、どちらかというとウェストコーストサウンドに属するそうですが)。

最初にドゥービー・ブラザーズを聴いて感動したのは、そのグルーヴ感。リズムのうねりにぐいぐいと引っ張られる感覚は、一度聴くとクセになってしまい、まさにドゥービー(マリファナの俗語)そのもの!(名前の由来は違うと思いますが)

Long Train Runnin’は誰もがどこかで聴いたことある名曲ですが、それ以外にもノリノリのゴキゲンな曲ばかりで、ドライブなんかにピッタリです(ノリノリになりすぎてスピードを出しすぎないように!)。

ドゥービー・ブラザーズは長く活動をしているバンドで、時代によってかなり音楽性が違うのですが、僕はその中で特に魅かれたのは「ジャズ的要素」が強い曲でした。つまり、ドゥービーの活動を前期/後期に分けるなら後期の作品群ということになります。そして、後期のドゥービー・ブラザーズの音楽性に欠かせない二人の人物とはジェフ・バクスター(Gt.)とマイケル・マクドナルド(Vo./Key.)で、二人に共通するルーツとして浮上する「Steely Dan」というバンドを知ることになりました(僕にとっては運命的な出会い)。そして、合わせてAOR(Adult Oriented Rock = 大人向けのロック/ Audio Oriented Rock = 音志向のロック)というジャンルに傾倒するようになります。

Steely Dan

AORの代表格、Steely Dan(スティーリー・ダン)の音楽に出会って、僕の音楽観は激しく変わりました。それまで、音楽とはどこか感情をストレートに表現するものだと思っていましたが、AORはもう少し客観的な音楽というか、音を通して空気を作り出すような機能を持っていると感じました。

Steely Danは22歳の時に出会ってから今に至るまで、最も好きで最も尊敬するミュージシャンです。特にドナルド・フェイゲン(Vo. / Key.)の音楽への向き合い方は、その後の僕の音楽だけでなく創作全般に大きな影響を与えました。

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