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海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】

こんにちは。高田ゲンキ( genki119)です。

先日、ドイツ移住7周年を迎えたので、↓こんな記事を書きましたが…

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック ベルリンに来て7年が経ちました【移住7周年記念日の雑感|海外移住|ドイツ移住】
こんにちは。高田ゲンキ( genki119)です。 今日(2019年12月3日)は、僕ら夫婦のベルリン生活7周年記念日です。 ふだん、こうい...

それに当たって7年前の記録を遡っているうちに色々と記憶がよみがえってきたのですが、その中のひとつに「出国ブルー」がありました。

というわけで、今回は長期で海外に行く人が陥りがちな、この「出国ブルー」について書きたいと思います。

「出国ブルー」とは

「出国ブルー」というのはTwitterで友人のZICCOさん(ziccommune)が言っていた言葉なのですが、簡単に言うと、海外に長期で行く人が、渡航直前になると何故か

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック 海外行く人

あれ? あんなに楽しみにしてたはずなのに、急にワクワクしなくなってきたぞ…? なんで自分はわざわざ外国になんて行くんだっけ? このまま日本にい続けた方が幸せなんじゃないか?

みたいな気持ちになることです(↓該当ツイート)。

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック ゲンキ

  つまりひとことで言えば、いながらにしてホームシックみたいな感じです。

海外移住者だけではなく、多くの海外渡航者に共通する現象

ちなみに、この出国ブルーは僕のような海外移住者だけではなく、多くの海外渡航者に共通して起きる現象です(↑実際、上記のツイートで紹介したZICCOさんもワーホリ直前に感じています)。具体的には、

  1. ワーホリ(ワーキングホリデー)
  2. 留学
  3. 青年海外協力隊
  4. 世界(一周)旅
  5. 長期の海外バックパッカー
  6. 海外赴任
  7. 国際結婚
  8. 海外移住

等々です。そして、海外だけでなく、国内での引越や移住でも同様です(少し後述します)。

なので、そういった機会を控えて気持ちが落ち込んでいる人がこの記事を読んで、その精神状態との向き合い方の参考にしてもらえればと思っています。

僕の出国ブルー経験

① ドイツ移住直前(2012年)

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック

そして、僕も例に漏れず7年前のドイツ移住直前にこの出国ブルーになりました。

しかし、これは僕にとって非常に驚きでした。なぜなら、それまで約1年半にわたって、ずっと「海外に移住したい!」と毎日毎日寝ても覚めても考えていたからです。もう、海外渡航を僕より楽しみにしている人は日本中探してもいないだろう…とまで考えていました。なので出国直前はさぞかしテンションが上がると思っていたのですが、出国1週間前くらいに突然この「出国ブルー」になってしまいました。

② 大阪移住直前(2011年)

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック

また、海外ではないので「出国」ではありませんが、2011年春に神奈川→大阪に移住した際も、同じような状態になりました。それまでの約35年間、僕は地元神奈川を離れて生活をしたことがありませんでした(幼少期に九州の福岡県大野城市で過ごしたことはありましたが、物心つくかつかないかの年齢でしたし、そもそも両親と一緒でしたし)。なので、この大阪移住は事実上初めて住み慣れた環境を後にして、縁もゆかりも無い土地で生活をする経験だったのです。

特に、会社員の転勤等の場合は、移り住んだ土地に同じ会社の仲間がいたり、会社からのサポートがあったりしますが、僕らは夫婦揃ってフリーランスなので、生活をイチから自分たちで作らなくてはならず、この時は「見ず知らずの土地でそんなことができるのだろうか?」と心底不安になったりもしました。

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック ゲンキ

後々考えてみると、この時の経験値がドイツ移住でも非常に活きました。特に「やってみれば何とかなる」という成功体験から来るポジティブ思考を得られたのは大きかったです。

大阪移住のことは↓こちらに書いています

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック 僕の半生 ⑬ | イラストレーター・大阪移住編| 2011年3月(34歳)〜2012年11月(35歳)
東日本大震災の翌月、僕らは大阪に居を移しました。大きな理由としては、震災後の余震により、妻の持病のメニエール病(めまいの病...

③ インド一人旅直前(2001年)

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック

24歳の僕。インドに向けて出国する朝。友人のキタムラ(office151a)と。

2001年にはバックパッカーとして1ヶ月半ほどのインドを一人旅しましたが、この時も同じような気持ちになりました(つまり、数ヶ月程度の比較的短い海外滞在を控えて場合でも同様ということです)。

僕は大学で4年間インドの文明について学んだので、インドはずっと行きたい国でした。この旅は大学卒業から1年半近く経った頃なので、合計で5年以上待ち望んだ旅でした。それにも関わらず、旅立ちの前は「できることなら行きたくない。このまま日本で今まで通りの生活を続けたい」という強い衝動に襲われ戸惑ったものでした。

インド一人旅の事は↓こちらに書いています

 海外長期渡航前に陥りがちな「出国ブルー」とは? その正体と対処法を教えます【海外移住|国内移住|ワーホリ|留学 等】 ライフハック 僕の半生 ⑥ | インド放浪編 | 2001年9月〜10月(24歳)
バンド活動が休止となり、いよいよただのフリーターとなった僕は、 生きる目的を無くしてしまい、しばらく抜け殻のようになってしま...

出国ブルーになる理由

この出国ブルーになる理由を考えてみると、いくつか海外渡航者に共通する要素が挙げられます。

① 親しい人に短期間に集中して会うから

これから長期で海外に滞在する人は、たいてい出国直前に親しい人にたくさん会います。会う約束をする時は、「しばらく会えないから会っておこう」…という感じで軽い気持ちで誘ったりするのですが、会ってみると思いの外楽しくて「もう、今までみたいにこういう気の合う仲間と気軽に会えなくなるのか…」としみじみ実感して、なんとも言えない寂寥感に襲われるのです。

また、そういった友人知人や家族や親戚も、こちらが旅立つことを分かっているのでいつも以上に優しく接してくれるのも、一層そうした未練を掻き立てます。

② 今までの日常が急に「非日常」に感じるから

出国直前は様々な準備や手続き(ビザ関連や、場合によっては住んでいた部屋の引き払い等)で、 変則的な行動が増えることもあり、いままで当たり前だった景色や風景を別の確度から見る機会が増えます。そうした瞬間が増えると、「自分は新しい経験を求めてこの場所を離れようとしているけど、実は気づかないだけで本当はここにも自分の知らない新しく素晴らしいものがまだまだたくさんあったのではないか?」という気持ちになることがあります。この気持ちも出国ブルーの理由のひとつです(しかし、当然ながらその多くは錯覚です)。

更に、そういう視点に気づくと、もう今までの日常に自分が属していないという虚しさも感じます。それを決断したのは自分なのに、だからこそ誰のせいにもできない寂しさや寄る辺なさを感じるのです。

③ 変化への恐怖

そして、なんと言っても最大の理由は「変化への恐怖」です。これまで自分が営んできた人生とは全く別のステージに行く時、人は必然的に好奇心だけでなく恐怖も感じるものなのです。

こればかりは本能的な思考プログラムに組み込まれているものなので止めることはできません。そのかわり、僕たちはその恐怖を理解して乗り越えることは可能なのです。事項では、僕なりに経験を通して得た、その乗り越え方について書きたいと思います

「出国ブルー」の乗り越え方

では、僕の乗り越え方を紹介します。

① 「合わなければ帰ってくれば良いや」と思う

国際結婚や会社員の海外赴任などの場合は無理ですが、ワーホリや留学や僕のようなフリーランスの(完全に自由意志に基づく)移住の場合、とりあえず行ってみて、どうしても辛かったり合わなかったりしたらその時点でさっさと帰ってくるというということが可能です(もちろん簡単ではありませんが、不可能ではありません)。なので、「ダメなら帰ってくれば良いや」と思うことにしましょう。

海外に移住や留学等をする事を周囲に伝えると、思った以上に周囲が応援してくれたり寂しがってくれたりするものですが、そういったある種の期待がプレッシャーになり、渡航後に挫折しておめおめと帰ってくる姿を見せたくない…と思いがちですが、そんな事は気にしなくて良いのです。そもそも、もしそうなってしまっても意外と誰も気にしないものなので、「楽しければずっといればいいし、つまらなかったらさっさと帰ってこよう」と気軽に考えるようにしましょう。

そもそも挫折かどうかを気にする人は、海外渡航を「成功」か「失敗」かでその価値を計ろうとしているということであり、これが間違いです。旅や移住や留学のような経験は、結果が成功であれ失敗であれ、その経験そのものに価値があるものなのです。

② この辛さも含めて貴重な経験だと捉える

また、こうした出国ブルーは、その渦中にいると非常に辛いものですが、一歩引いてみると、その痛みもまた海外への渡航という価値ある経験の一部と捉えることができます。ある意味で、こうした現象は海外渡航者には昔から多かれ少なかれ付きものでしたし、インターネットが無かった時代は、その寂寥感は今の比にならないほど大きかったと想像できます。ということは、海外移住生活や留学を楽しめている先人たちは皆、こうした経験を乗り越えていると言うことです。辛いから引き返すのも悪くありませんが、辛さを乗り越えた(成長できた)人だけが経験することができる素晴らしいステージがあるのもまた事実です。

今「出国ブルー」的な辛さを抱えているということは、その先にある素晴らしい経験を得る可能性を手にしているということでもあります。そして、その可能性は誰もが得られる物ではなく、むしろどれだけ渇望しても得られない人の方が多いものです。

そう捉えると、その辛さそのものにも大きな価値があるということを(少なくとも理屈の上では)理解できるのではないかと思います。

③ 最後にオザケンを聴く

そこまで考えたら、あとは小沢健二さんの『ぼくらが旅に出る理由』を聴きましょう。僕は高校生の時にこの歌を初めて聴き、その時から好きでしたが、その7年後にインドの旅に行く直前に改めて聴いた時に、初めてその歌詞の意味を理解しました。

遠くまで旅する人たちに あふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり
誰もみな手をふってはしばし別れる

↑旅立つ前、ひとりでこの歌詞を聴いてみてください。きっと、あなたが旅に出る理由を思い出し、初心に帰りつつ「がんばって乗り越えよう!」と思えることでしょう。

まとめ

以上、僕が経験した「出国ブルー」と、その乗り越え方について書いてみました。

海外移住してから、多くの移住仲間に出会ってきましたが、この移住ブルーの話をするとほぼ全ての人が同様にこれを経験しています。しかし、そのうちのほとんどが頑張って乗り越え、乗り越えた先に海外でしか経験できない素晴らしい人生を手にしています。

今出国を控えてこうした状態に陥っている一人でも多くの人にこの記事を読んでいただき、がんばって乗り越えて素晴らしい経験をしてほしいと思っています。

応援してます!🤓

 

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